2011年3月25日金曜日

2011年3月25日発行:このたびの震災で被害に遭われたすべての方に、お見舞い申し上げます

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【おしらせ】

このたびの震災で被害に遭われたすべての方に、お見舞い申し上げます。

◆1◆3月16日、政府の「震災ボランティア連携室長」に就任し、ボランティアベースで
運営されているサイト「たすけあいジャパン」(http://www.tasukeaijapan.jp/)に以下
を寄稿しました(室長として)。

◆2◆3月24日の毎日新聞に以下を寄稿しました(連載している「私の社会保障論」の一環
として)(なお、ここに掲載するのは校正前原稿ですので、新聞に掲載される文章とは若
干異なります)(反貧困ネットワーク事務局長として)


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◆1◆(3月22日執筆)

このたびの東北地方太平洋沖地震で被災された方々に、深くお見舞い申しあげます。
そして今、被災された方を支援するために活動を展開している、またその準備を進
めているあらゆる方々に、こころから敬意を表します。

今回の大震災は、戦後最大の災害となってしまいました。東日本全域に及ぶ広域性、
地震・津波・原子力発電所の複合災害、亡くなられた方、依然として行方不明の方た
ちの数、被災された方たちの数、いずれをとっても過去に例のないものです。

そして、「数」にまとめられない一人ひとりの困難の独自性と多様性を思うと、私た
ちはその無限の広がりに圧倒されます。

そんな中でも、被災者の方たち自身を始めとしたさまざまな人たちが、「これ以上の
死者を出さない」「打ち捨てられた気持ちにさせない」という思いを形にし始めてお
り、そこに私たちは人間の底力の強さを垣間見て、励まされています。

内閣官房震災ボランティア連携室は、被災者の方たちを始めとする、そんな方の力強
さ、一人ひとりに寄り添う気持ちとともにありたいという思いから発足しました。


今回の大震災では、津波災害の甚大さから安否確認が難航し、物資やガソリンの不足
が解消されないという初期の危機的状態が続いています。他方で避難所生活が10日を
経過し、被災者の方たちの心身の疲労に対するケアが必要になっています。また被災
地以外へ避難される方も増えている一方で、被災地における仮設住宅の建設も始まっ
ています。これまでの災害では段階的に進行していた事項が、今回は重複して進行し
ています。

また、災害時に被害実態を把握し、復興に向けた第一歩を主導すべき市町村自治体や
、ボランティアの登録やマッチングを行う自治体ごとの社会福祉協議会も、甚大な津
波被害を受けてその機能を失ってしまったところもあります。そのため、安否確認が
できない被災者の辛さ、モノ不足・ガソリン不足による不自由さ、避難所生活の辛さ
等々の各種報道に接しながら、他方で被災地の受入態勢が整わず、多くの方たちが「
いま自分に何ができるのか」というもどかしさを感じていることと思います。

こうした困難を極める状況の中にあっても、高い専門性を持つボランティア団体が災
害後すぐに現地に駆けつけ、安否の確認や被災者のケアに努めています。また、社会
福祉協議会が設置する「災害ボランティアセンター」やNPOが地元の団体と連携して
ボランティア活動の拠点を立ち上げ、少しずつですが、ボランティアの受け入れ体制
が整いつつあります。

しかし、個人のボランティアが現地で活動するにはまだ十分な受け入れ体制が整って
いるわけではありません。災害ボランティアセンターの情報を取りまとめている全国
社会福祉協議会からも、「まだ一般ボランティアの受入は困難」との発信がなされて
います。現在、被災各地に活動を開始しているNGO・NPO等々のボランティア団体は、
食料・宿泊場所等を自前で用意して被災地に負担をかけず、かつ被災現地に受入のパ
ートナーを持ち、災害ボランティアセンターのコーディネートがなくても支援活動を
展開できる、「自己完結型」のいわば「災害時支援のプロ」、または被災地市内・県
内在住の方に限られています(http://blog.goo.ne.jp/vc00000/)。

しかしそれは、「個人では何もできない」ことを意味するわけではありません。①義
援金は言うまでもなく、②お住まいの各都道府県で支援物資の受付を行っています(
http://www.shakyo.or.jp/saigai/pdf/20110318_02.pdf)。また、③被災地以外の地
域でも、被災者の一時避難所が開設され、受入れが始まっていますので、今後は各地
の公営住宅等へ入居される方たちも出てくるでしょう。さらに、④すでに多くの指摘
があるように、今回の大震災の復興過程は長期にわたる可能性があります。基本的イ
ンフラが回復した後も、一人ひとりのニーズに寄添った息の長い支援は必要です。

この災害から日本が立ち直るためには、みなさまの力が不可欠です。


もちろん、ボランティアは個人の自発性と主体的意思によって行われるものであり、
誰かに指示されて行うものではありません。私たち震災ボランティア連携室にも、ボ
ランティアをコントロールする意図はありません。現場は時々刻々変化する生き物で
あり、統制や一元化を試みれば、それをしているうちに現場の最重要課題は別のこと
に移ってしまっている。私たちはそのことを認識しています。

他方で、ボランティアの存在によって、行政の公的責任が減免されるものでないこと
も、言うまでもありません。行政は行政の果たすべき責任を最大限追求すべきである
こと、それはボランティアが存在しようがしまいが、変わりません。

したがって、震災ボランティア連携室の役割は、政府・自治体の行政責任が最大限果
たされることを前提に、戦後最大の大災害の中、それでも手の届かない部分が出るこ
とを想定し、そこで活躍してくれるボランティアの方たちが力を発揮しやすいように
、情報提供や連絡調整などの点において、ボランティアのみなさんをサポートさせて
もらう点にあります。

16日の発足以来、企業に限られていた緊急通行車両標章の発行について、現地へ物資
を運んだりボランティア活動を展開する非営利団体への適用拡大について政府内の調
整を進めるとともに、防災ボランティア団体の方たちとの現地での現状把握を行って
きました。また、現地で必要とされているニーズを的確に伝え、ボランティア活動が
より円滑になることで被災者の生活再建に役立てることを目的に、本ウェブサイト等
への情報提供を行っています。


最後に。「ボランティア」と一口に言っても、専門性や集団性において多様な形態・
担い手がありますが、第一のボランティアは、すでに被災地で被災された方々自身に
よって担われています。避難所の運営や炊き出し、子どもやお年寄りのケアなど、地
域のコミュニティ力がそうした形で発揮されていることを、私たちはすでに各種報道
等を通じて見聞きしています。また第二のボランティアも、すでに各市町村の災害ボ
ランティアセンターで市内在住者や周辺地域の人々の手によって担われ始めています。

私たちは、ともすると、災害で無力になった被災者とそれを助ける外部のボランティ
アという図式に陥りがちですが、復興過程全体を通じた目的が、被災者一人ひとりの
生活改善と、それを取り巻く地域のコミュニティ力の以前にも増した強化であること
は、どなたも異論のないところだと思います。

この大災害においても、地域の課題を地域の力で解決していこうと奮闘している被災
地の方たちの思いに深甚な敬意を抱きつつ、それを差し出がましくない形でバックア
ップし、手の届かないところを補っていこうとする真摯なボランティアの方たちを、
私たち震災ボランティア連携室がさらにバックアップさせていただきたいと考えてい
ます。

この復興過程を通じて、「そういえば無縁社会などと言われたこともあったね」と日
本全体で振り返られるような社会にしていくため、みなさんと力を合わせていきたい。

今後とも、どうぞよろしくお願いします。


内閣官房震災ボランティア連携室
室長 湯浅誠


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◆2◆(3月22日執筆)

毎日新聞連載13
湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長)

前回の寄稿が遠い昔のように感じる。電車に乗れば通勤中のサラリーマンがスー
ツに身を包んでいるし、繁華街を歩けば若者が群れているが、そんな日常的な風景
の領域は急激に収縮していて、日常的でない現実が社会の大部分を覆っている。遠
からず元の風景に戻っていくのだろう、と思えない自分がいる。
東日本全域を襲った大震災は、あらゆる意味で戦後最大の災害だ。死者・行方不
明者の数としても、地震・津波・原発と連鎖した複合災害としても、復興の主導権
を握るべき自治体機能それ自体の損傷という爪痕の深さとしても、電気やガソリン
といった私たちの生活がその上に成り立っていた基礎的インフラの激変としても。
震災前に、すでに日本は危機的状況に入っていた。GDP比180%という超過債務
、超少子高齢化による社会保障の持続可能性、デフレと人口減少、そして貧困・無
縁・自殺。それらが改善されないうちに、今回の大震災が襲ってきた。これからの
日本の進み行きは、さらに困難を極めるだろう。
しかし、津波の襲った沿岸部で避難所生活を送っている人たちも、原発周辺で不
安な日々を送る屋内避難の人たちも、計画停電ですし詰めの満員電車に揺られる首
都圏の私たちも、これからも「この社会」で生きていく。「この社会」をあきらめ
ることはできない。それは、そこで暮らす私たち自身の暮らしをあきらめることに
なるから。
すでに着手され、これから長い時間をかけて築かれていく復興過程の中で、私た
ちが目指すべきものは何だろうか。私にとってそれは貧困や自殺に追い込まれない
社会であり、一人ひとりの力が発揮される条件を整える包摂型の社会である。今ま
で求めてきたものと別の物ではない。
すでに2週間を経過しつつある避難所生活では、生活課題が噴出しているだろう。
それは声高に求められるものではない。ひっそりとしていて、それゆえに気づかれ
にくく、気づいたときには手遅れになりやすい。本当にしんどい人は「しんどい」
とは言わない。周囲に遠慮し、何よりも重荷になることをおそれ、自分に食べる価
値があるのか、飲む価値があるのかと自問している。その人の隣に、そのことに気
づく「誰か」はいるだろうか。私たちの社会は、誰もがその「誰か」になれる社会
を築いてきただろうか。十分に築いていないとしたら、これから築いていかなけれ
ばならないのではないだろうか。
今回は、あまりにも多くの「取り返しのつかないこと」が起こってしまった。せ
めてそこから学び取れるすべてを学び取りたい。それが「この社会」に生き延びた
私たちの責任でもあるだろう。先日、私は政府の「震災ボランティア連携室」室長
となった。力を尽くしたい。


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2011年3月11日金曜日

2011年3月11日発行のメールニュースより

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☆★(愛知)
2011年3月13日(日)10:00~17:00@金城学院大学
反貧困フェスタinあいちのご案内 ~つながろう!人間らしい生活を求めて~

■1(東京)
2011年3月12日(土)13:30~17:00@全労連会館 2階ホール
官製ワーキングプア告発集会
――放置される公務内の非正規職員! 改善は急務の課題

■2(神奈川)
2011年4月9日(土)13:00~16:00@カトリック鹿島田教会
公開フォーラム 移住者と子どもたちの「貧困」――貧困の再生産をストップさせるために


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☆★

++++++反貧困フェスタinあいち のご案内++++++

~つながろう!人間らしい生活を求めて~

反貧困フェスタは、2008年から、反貧困ネットワークが中心となって、
さまざまな方々が気軽に参加でき貧困問題に関心を持っていただく
ための行事として毎年開催してきました。

今年のフェスタは愛知県で開催します。
愛知県は、大量の派遣切り、非正規切りを生み出し、今日の貧困問題
の特徴を多く抱える地域です。

私たちは、こうした地元に特徴的な問題についても、国内あまねく問題
になっている事項とともに、みなさんに関心をもっていただき、みなさんと
いっしょに考えていきたいと考えています。

そして、貧困をなくすさまざまな取り組みに関わる個人、団体が楽しく
交流できる場にしたいと思っています。

+☆++★++☆++★++☆++★+

【日時】2011年3月13日(日)午前10時~午後5時
【会場】金城学院大学(名古屋市守山区)
+名古屋駅から地下鉄東山線「栄」乗り換え
+名鉄瀬戸線「大森・金城学院前」下車徒歩4分
または
+名古屋駅からJR中央線「大曽根」乗り換え
+名鉄瀬戸線「大森・金城学院前」下車徒歩4分

※駐車場がありませんので、公共交通機関でお越しください。

【参加費】無料

+☆++★++☆++★++☆++★+

全体会では、愛知の実情に基づいて貧困問題の現状を告発するとともに、
貧困をなくすためにいま何が必要なのかを、湯浅誠さんの講演とともに
議論します。
韓国で同様の活動をしている方々との意見交換も予定しております。

また、「子どもと貧困」「住まいと貧困」「社会的に排除された人々と就労」
「外国人と貧困」「女性と貧困」「労働問題」「生活保護」や「所得再配分」などを
テーマとした分科会を設けるとともに、さまざまなブース展示、ワークショップ
も用意します。

そのほかにも音楽や映像など、みなさんの手でいろいろな企画を持ち寄って
いただき楽しい1日としたいと思っています。

+++■○■○■○■○■+++

当日は、大学の食堂が臨時営業しています。
昼食は食堂でお召し上がりいただけます。

★ブース出展等のご希望は、反貧困フェスタinあいち実行委員会へお申し出ください。
(連絡先:下をご覧ください。)

その他、フェスタの最新情報はこちら
http://hanhinkon-aichi.seesaa.net/

+++■○■○■○■○■+++

貧困の問題に関心をお持ちのみなさん、反貧困フェスタに集いませんか。
さまざまな取り組みに学ぶとともに、楽しみ、そして元気が出るフェスタに
していきましょう。

それでは、当日、会場でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!!

【主催】反貧困フェスタinあいち実行委員会
名古屋市中村区則武1-10-6側島ノリタケビル2階
名古屋法律事務所内
TEL 052-451-7746
E-mail info@hanhinkon-aichi.net

【共催】愛知県弁護士会(予定:依頼中)

+☆++★++☆++★++☆++★+

※資金カンパのご協力のお願い

反貧困フェスタを開催するにあたっては東京の反貧困ネットワークと
反貧困ネットワークあいちの2団体から財政拠出をいただいています。
また、会場費や広報費用などの節約にも努めています。
しかし、充実した全体会、分科会の準備などのために相当の予算が
必要になっています。

本来なら、実行委員会でこの予算を捻出すべきものですが、もともと
貧困に苦しむ当事者やその支援団体が中心となって結集している実情から、
負担できる範囲にも限りがあります。

そこで、大変恐縮ですが、反貧困フェスタinあいちを成功させ、愛知県に
おける反貧困の取り組みをさらに発展させるために、財政的な協力を
いただきますことをお願いする次第です。

特に、反貧困フェスタでは、全国から貧困に苦しんでいる当事者の方々
の参加を可能にするために一定の交通費援助を行ってきました。

このような交通費援助などについて、地元からの財政支援によって実現
できるよう、皆さまから協力金、賛助金という形でのご協力をいただきます
ようお願い申し上げます。

【振込先】
三重銀行名古屋駅前支店 普通預金 口座番号1172078
名義 反貧困ネットワークあいち 樽井直樹


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■1

官製ワーキングプア告発集会
――放置される公務内の非正規職員! 改善は急務の課題

国家公務員の非常勤職員は12.6万人、自治体に働く非正規労働者は50万人、全国
の臨時教員や非常勤講師は20万人、郵政職場で働く非正規労働者は20万人といわれ
ています。
全労連公務部会は、「官製ワーキングプア」を告発する集会を2008年から毎年開
催し、不当な雇い止めなどをさせないたたかいを進めてきました。国においては、
「期間業務職員制度」が創設されましたが、正規職員との待遇格差は依然として大
きく、均等待遇に向けたとりくみをさらに大きくしていく必要があります。とりわ
け、今春闘では、「すべての労働者の賃上げ」、「誰でも時間額100円以上の賃上げ
」、「最低賃金1,000円以上」と非正規労働者の労働条件改善を前面に押し立て、全
労連・国民春闘共闘が春闘をたたかっています。公務部会においても、「官製ワー
キングプア」の現状打開にむけて集会を開催し、関係機関への働きかけを強めるこ
ととしています。

【日時】2011年3月12日(土)13:30~17:00
【場所】全労連会館 2階ホール
※地図はこちら→ http://www.zenroren.gr.jp/jp/chizu.html

【内容】
◆講演「取材を通してみた官製ワーキングプアの実態」
竹信三恵子氏(朝日新聞編集委員)
※2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞者
【竹信三恵子氏の主な著書:『女性を活用する国、しない国』(岩波書店)、
『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書)、『ワークシェアリングの実像-雇用の分配
か、分断か』(岩波書店)、『女性の就職と企業中心社会』(世織書房)、『日
本株式会社の女たち』(朝日新聞出版)】

◆現場からの発言
国公職場の実態/自治体職場の実態/教育職場の実態/医療職場の実態/福祉職
場の実態/郵政職場の実態など

◆特別報告 民事法務協会労働組合

◆フロア発言
◆アピールの提案など

【主催】全労連公務部会
【連絡先】〒113-8462 東京都文京区湯島2-4-4全労連会館4F
TEL(03)5842-5611 FAX(03)5842-5620
Email:webmaster@zenroren.gr.jp


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■2

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公開フォーラム
移住者と子どもたちの「貧困」――貧困の再生産をストップさせるために
***********************************

日本政府がはじめて貧困率を公表した2009年以降、日本 社会のなかで進行す
る「貧困」への認識と取組みも着実に拡がってきました。しかし、その議論や実
践のなかで、移住者やその子どもたちが置 かれている貧困の状態には、これま
でほとんど目が向けられてきませんでした。

2009年に結成され た移住連の貧困プロジェクトでは、移住者や子どもたちが
置かれている「貧困」の実態を明らかにするために、子どもの教育、女性(母子
家 庭)、非正規雇用労働者の現状と貧困との関係に関する実態調査を行いまし
た。カラカサンの移住女性も、女性(母子家庭)の現状調査に主体 的に参加し
てきました。
今回のフォーラムでは、これまでの移住連貧困プロジェクトの調査やカラカサ
ンの活動の実 践のなかから見えてきた現実、とりわけ、母子家庭の子どもの生
活や進学率など子どもの教育の実態から見える移住者の子どもの貧困の現状に
焦点をあて、発題者から問題を提起していただきます。
当事者の子どもたちによる発表も受け、貧困の再生産をストップさせるために
何ができるの か、皆さんと共に議論したいと思います。
(日本語-英語・タガログ語の逐次通訳があります。)

【とき】2011年4月9日(土)13:00~16:00
【ところ】カトリック鹿島田教会(JR南武線鹿島田 駅徒歩3分)
(地図:http://www.h2.dion.ne.jp/~aa-kkse/kasimada.htm)
【発題者】樋口直人さん(移住連貧困プロジェクト・徳島大学)
鈴木 健さ ん(移住連貧困プロジェクト・カラカサン)
子どもたちによる寸劇、発表

***<4月9日(土)その他のプログラム>***

10:30~11:00 ヒーリング・ワークショップ
(海外から来日中のファシリテーターによるヨガや身体ケアのためのワーク
ショップです)
11:30~13:00 昼食交流 (フィリピンなどの料理フェアがあります)
13:00~15:30 公開 フォーラム
15:30~16 : 30 カラカサン2011総会

【主催】カラカサン-移住女性のためのエンパワメントセンター
移住労働者と連帯する全国ネットワーク 貧困プロ ジェクト

【お問い合わせ】
カラカサン(担当:山岸)TEL:044-580-4675, e-mail:moto@inada-noborito.com
移住連(担当:大曲)TEL: 03-5802-6033、e-mail:fmwj@jca.apc.org


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2011年3月8日火曜日

2011年3月8日発行のメールニュースより

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☆★(愛知)
2011年3月13日(日)10:00~17:00@金城学院大学
反貧困フェスタinあいちのご案内 ~つながろう!人間らしい生活を求めて~

■1(東京)
2011年3月9日(水)17:00~18:00(16:30~議員会館入口で入館証配布)@衆議院第1議員会館1F大会議室
【賛同募集&集会のお知らせ】国会への勧告 ~子どもを政争の具にしないで~

■2(大阪)
2011年3月10日(木)18:30~@大阪弁護士会館
大弁貧困問題連続講座18「フランスの就労連帯所得とは何か」

■3(東京)【!時間・会場が変更になりました!】
2011年3月12日(土)13:30~16:30@アットビジネスセンター池袋駅前 本館
就学援助サポート 実践交流会
――義務教育の無償をめざし、安心でわかりやすい制度利用のために

■4(愛知)
2011年3月12日(土)14:00~17:00@愛知県司法書士会館 3階「会議室」
韓国「反貧困」映像上映会のご案内 ―韓国における貧困の現実を知る―


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☆★

++++++反貧困フェスタinあいち のご案内++++++

~つながろう!人間らしい生活を求めて~

反貧困フェスタは、2008年から、反貧困ネットワークが中心となって、
さまざまな方々が気軽に参加でき貧困問題に関心を持っていただく
ための行事として毎年開催してきました。

今年のフェスタは愛知県で開催します。
愛知県は、大量の派遣切り、非正規切りを生み出し、今日の貧困問題
の特徴を多く抱える地域です。

私たちは、こうした地元に特徴的な問題についても、国内あまねく問題
になっている事項とともに、みなさんに関心をもっていただき、みなさんと
いっしょに考えていきたいと考えています。

そして、貧困をなくすさまざまな取り組みに関わる個人、団体が楽しく
交流できる場にしたいと思っています。

+☆++★++☆++★++☆++★+

【日時】2011年3月13日(日)午前10時~午後5時
【会場】金城学院大学(名古屋市守山区)
+名古屋駅から地下鉄東山線「栄」乗り換え
+名鉄瀬戸線「大森・金城学院前」下車徒歩4分
または
+名古屋駅からJR中央線「大曽根」乗り換え
+名鉄瀬戸線「大森・金城学院前」下車徒歩4分

※駐車場がありませんので、公共交通機関でお越しください。

【参加費】無料

+☆++★++☆++★++☆++★+

全体会では、愛知の実情に基づいて貧困問題の現状を告発するとともに、
貧困をなくすためにいま何が必要なのかを、湯浅誠さんの講演とともに
議論します。
韓国で同様の活動をしている方々との意見交換も予定しております。

また、「子どもと貧困」「住まいと貧困」「社会的に排除された人々と就労」
「外国人と貧困」「女性と貧困」「労働問題」「生活保護」や「所得再配分」などを
テーマとした分科会を設けるとともに、さまざまなブース展示、ワークショップ
も用意します。

そのほかにも音楽や映像など、みなさんの手でいろいろな企画を持ち寄って
いただき楽しい1日としたいと思っています。

+++■○■○■○■○■+++

当日は、大学の食堂が臨時営業しています。
昼食は食堂でお召し上がりいただけます。

★ブース出展等のご希望は、反貧困フェスタinあいち実行委員会へお申し出ください。
(連絡先:下をご覧ください。)

その他、フェスタの最新情報はこちら
http://hanhinkon-aichi.seesaa.net/

+++■○■○■○■○■+++

貧困の問題に関心をお持ちのみなさん、反貧困フェスタに集いませんか。
さまざまな取り組みに学ぶとともに、楽しみ、そして元気が出るフェスタに
していきましょう。

それでは、当日、会場でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!!

【主催】反貧困フェスタinあいち実行委員会
名古屋市中村区則武1-10-6側島ノリタケビル2階
名古屋法律事務所内
TEL 052-451-7746
E-mail info@hanhinkon-aichi.net

【共催】愛知県弁護士会(予定:依頼中)

+☆++★++☆++★++☆++★+

※資金カンパのご協力のお願い

反貧困フェスタを開催するにあたっては東京の反貧困ネットワークと
反貧困ネットワークあいちの2団体から財政拠出をいただいています。
また、会場費や広報費用などの節約にも努めています。
しかし、充実した全体会、分科会の準備などのために相当の予算が
必要になっています。

本来なら、実行委員会でこの予算を捻出すべきものですが、もともと
貧困に苦しむ当事者やその支援団体が中心となって結集している実情から、
負担できる範囲にも限りがあります。

そこで、大変恐縮ですが、反貧困フェスタinあいちを成功させ、愛知県に
おける反貧困の取り組みをさらに発展させるために、財政的な協力を
いただきますことをお願いする次第です。

特に、反貧困フェスタでは、全国から貧困に苦しんでいる当事者の方々
の参加を可能にするために一定の交通費援助を行ってきました。

このような交通費援助などについて、地元からの財政支援によって実現
できるよう、皆さまから協力金、賛助金という形でのご協力をいただきます
ようお願い申し上げます。

【振込先】
三重銀行名古屋駅前支店 普通預金 口座番号1172078
名義 反貧困ネットワークあいち 樽井直樹


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■1

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【賛同募集&集会のお知らせ】

国会への勧告
~子どもを政争の具にしないで~
2011年3月9日

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◆賛同はこちら。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/303b7a74141897
短縮URLhttp://p.tl/lzws

◆集会はこちら。
子ども手当/児童手当関連・国会への勧告による緊急記者会見と院内集会

【場所】衆議院第1議員会館 1F 大会議室 
【日程】3月9日17時~18時 16時半から 議員会館入口で入館証を配ります

【最寄駅】地下鉄 国会議事堂前(丸の内線・南北線)
地下鉄 永田町


国会への勧告
~子どもを政争の具にしないで~

(呼びかけ人、五十音順)
赤石 千衣子(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事)
安藤 哲也(NPO法人ファザーリング・ジャパン・代表理事)
片山 知行(NPO法人全国父子家庭支援連絡会代表理事)
清川 輝基(チャイルドライン支援センター代表理事)
三輪 ほう子、山野 良一、湯澤 直美(「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク共同代表)
湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長)
横井 健太(あしなが育英会大学奨学生・第22回遺児と母親の全国大会会長)
渡辺 由美子(NPO法人キッズドア理事長)


子育て世帯、とりわけ低所得の子育て世帯は、今どんな気持ちで国会の議論
を聞いているだろうか。来年度、子どもの学習塾は続けられるのか、修学旅行
の積立金は支払えるのか。それとも「政治家のおじさんおばさんにだまされち
ゃったよ。ごめんね」と約束をなしにして、期待を失望に変えさせるのか。「
どうせこんなもんだよ」と親子そろって政治不信をより一層強めるのか。

このままだと、あと1ヶ月で子ども手当が終了する。終了すれば1700万人いる
15歳以下の子どもへの月額13000円の手当が打ち切られ、児童手当が復活する。
所得制限がかかり、中学生400万人への支給はなくなり、3歳以下および第3子以
降の月額1万円以外は5000円になる。他方、15歳以下の子をもつ世帯に対する年
少扶養控除はすでに廃止されているため、旧来の児童手当よりも3000円程度の実
質減額となる。中学生のいる家庭では、年少扶養控除廃止分は純粋な負担増とな
る。そのため、公明党は子ども手当には反対しつつも、児童手当の拡充案を検討
している。

子ども手当か児童手当かという議論には、与野党のメンツが賭けられている。
与党にとっては政権交代の象徴、野党にとってはバラマキの象徴だからだ。しか
しそのしわ寄せは、子どもと子育て中の親・保護者たちにいく。

そもそも、08年以降の児童手当拡充や子ども手当創設の背景には、少子化対策
(子育て支援)や所得再分配機能の強化という目的があった。それまでは、支払
う税や社会保険料に比して手当が少なすぎたため、子育て世帯では所得再分配後
に貧困率が上昇するというOECD加盟国中唯一の「逆転現象」が起きていた。
賃金も高くない若い夫婦が子どもを持てば、ただでさえ家計は苦しくなるのに、
政府はそれを改善しないどころか悪化させる。現役世代の減少によって社会保障
の負担と給付のバランスが保たれないと心配する一方で、少子化を加速させかね
ない政策を続けてきた。なんともちぐはぐな事態であり、その是正が急務だった
。必要な児童手当拡充策が取られないまま、単に時間切れで子ども手当廃止とな
れば、その状態に逆戻りする。年少扶養控除廃止を踏まえれば、以前より一層ひ
どくなる。

タイムリミットが迫る中、無為無策のまま4月1日を迎えるという最悪の事態だ
けは回避しなければならない。名前が「子ども手当」だろうと「児童手当」だろ
うとかまわない。与党の手柄でも野党の手柄でもかまわない。3歳以下7000円の積
み増しがなくても、所得制限が入ってもいい。とにかく「これでようやく新しい
靴が変える」「部活を続けられる」「夜の仕事を減らして子どもと過ごせる」「
大学に進学できるよと言える」となった15歳以下の子どもと子育て世帯の給付額
を切り下げ、ささやかな夢や希望をこれ以上奪うことだけは止めてもらいたい。
「政治家にもこれくらいの良識はある」というところを見せてもらいたい。


賛同フォーム(どのURLでも受け付けます)

https://ssl.form-mailer.jp/fms/303b7a74141897
短縮URLhttp://p.tl/lzws


https://ssl.form-mailer.jp/fms/9b694b74142085
短縮:http://p.tl/I82w


https://ssl.form-mailer.jp/fms/669ae068142086
短縮:http://p.tl/49r7


https://ssl.form-mailer.jp/fms/d5b5a5a7142087
短縮:http://p.tl/xUlu


https://ssl.form-mailer.jp/fms/2f47f717142088
短縮:http://p.tl/-HLu


●子ども手当/児童手当関連・国会への勧告による緊急記者会見と院内集会

【場所】衆議院第1議員会館 1F 大会議室
【日程】3月9日17時~18時 16時半から 議員会館入口で入館証を配ります

【最寄駅】地下鉄 国会議事堂前(丸の内線・南北線)
地下鉄 永田町


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■2

大弁貧困問題連続講座18「フランスの就労連帯所得とは何か」

「新たな国のあり方」が模索される今、雇用、社会保険、公的扶助の各制度の現状
と課題を横断的に理解する必要があります。
大阪弁護士会では、各分野の第一線の研究者をお招きし、貧困問題連続市民講座を
開講しています。

現在、「諸外国に学ぶ」シリーズですが、第18講はフランスです。

日本でも喫緊の課題となっている稼働年齢層に対する「生活保障と就労支援」の仕組
みについて非常に参考になるお話が聴けると思いますので、ぜひ、多数ご参加をお願
いいたします。

なお、第19講以降も、アメリカ(木下武徳北星学園大准教授)、韓国(脇田滋龍谷
大教授)と海外シリーズが続きます。

第21講は、現在、政府税制調査会専門家委員で大阪弁護士会会員でもある三木義一
青山学院大教授をお招きし、税制・財政シリーズに突入します。

ぜひ手帳にご記入いただき、ご予定おきください。


第18講 フランスの就労連帯所得とは何か
―貧困な稼働層への最低所得保障と就労支援に向けての2009年改革―

【日時】平成23年3月10日(木) 午後6時30分~
【場所】大阪弁護士会館
http://www.osakaben.or.jp/web/02_access/index.php
・京阪中之島線「なにわ橋駅」下車 出口(1)から徒歩約5分
・地下鉄・京阪本線「淀屋橋駅」下車 1番出口から徒歩約10分
・地下鉄・京阪本線「北浜駅」下車 26号階段から徒歩約7分
・JR東西線「北新地駅」下車 徒歩約15分

【申込・参加費等】事前申込不要、参加費無料

【講師】福原宏幸さん(大阪市立大学大学院経済学研究科 教授)
【プロフィール】専攻は労働経済論、社会政策。社会的排除というキーワード
を切り口に、日本のワーキングプア・就職困難者の調査や支援策や、フランス
におけるこれらの問題への政策や支援現場の取り組みの研究をおこなっている


主な編著に「社会的排除/包摂と社会政策」(法律文化社、2007年)、「『
福祉から就労へ』の政策転換と自治体」(市政研究162号、2009年1月)、「就
職困難者の貧困と社会的排除―大阪の地域就労支援事業相談者実態調査報告か
ら見えてきたもの―」(部落解放研究187号、2009年10月)などがある。

連合総合生活研究所「ワーキングプアに関する連合・連合総研共同調査研究
報告書Ⅰ―ケースレポート編」(2010年6月)の主査を務めた。

※今後の予定とチラシは随時大阪弁護士会HPをご確認下さい


第19講 アメリカの公的扶助と福祉事務所―有期保護と制裁措置の意味―

【日時】平成23年4月22日(金) 午後6時30分~
【講師】木下武徳さん(北星学園大学社会福祉学部准教授)
【プロフィール】社会福祉学専攻、アメリカの社会福祉政策における政府とNPO、営
利企業との関係等について研究している。

単著『アメリカ福祉の民間化』(日本経済評論社, 2007年)、共著『アメリカ・モ
デルの福祉国家Ⅰ』(昭和堂, 2010年)などがある。


第20講 韓国における非正規労働者をめぐる状況と『非正規職保護法』
【日時】平成23年5月16日(月) 午後6時30分~
【講師】脇田滋さん(龍谷大学法学部政治学科教授)
【プロフィール】専攻は、労働法・社会保障法。労働法の規制緩和、特に、労働者
派遣法について研究している。1996年からは自身のホームページ上で派遣労働
者からの相談に応じる活動も行っているほか、2009年11月に設立された「非
正規労働者の権利実現全国会議」の代表幹事を務めるなど、非正規労働者の権利擁
護の立場で様々な社会的活動にも参加している。著書には、『労働法の規制緩和と
公正雇用保障』(法律文化社,1995年)、『規制緩和と労働者・労働法制』(旬報社
,2001年)、『派遣・請負社員 働き方のルール』(旬報社,2002年)、『労働法を
考える』(新日本出版社,2007年)、『若者の雇用・社会保障』(日本評論社,2008
年)などがある。


第21講 貧困を生まない公平な税制とは(仮題)

【日時】平成23年6月20日(月) 午後6時30分~
【講師】三木義一さん(青山学院大学法学部教授)
【プロフィール】日本大学法学部助手、静岡大学人文学部法学科教授などを経て、
平成6年には、立命館大学法学部教授、平成16年から平成22年までは、立命館大学
大学院法務研究科教授を務める。平成21年に弁護士登録をし、共栄法律事務所(大
阪)に入所。平成22年より、青山学院大学法学部教授も兼任する。現在、政府税調
専門家委員。著書には、『よくわかる税法入門(第5版)』(有斐閣、2010年)、
『日本の税金』(岩波新書、2003年)、『日韓国際相続と税』(加除出版・2005年)
、『受益者負担制度の法的研究』(信山社 1995年)、『現代税法と人権』(勁草
書房, 1992年)などがある。


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■3【時間・会場が変更になっています!】

就学援助サポート実践交流会
-義務教育の無償をめざし、安心でわかりやすい制度利用のために
【主催】「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク

「教材費の納入が遅れるので、就学援助を勧めたいご家庭があるのだけれど…」
「修学旅行には行けないと、つぶやいていた子を何とかしてあげたい」
「就学援助で、メガネは買えるの?」
「中学校入学を控え、物入りだと困っていたお母さんが気がかり…」
義務教育段階の子どもと家庭を支える「就学援助制度」――ことばは知ってい
ても、実際どう手続きをしたらいいか、ご存じでしょうか?

学校の先生方、学童保育の指導員さん・保育士さん、PTAや地域で子どもたちに接
している方々、自治体福祉職員や議員の方々、そして、就学援助制度について知
りたいと思っていらっしゃるみなさんとごいっしょに、進級・進学シーズンを
前に、権利としての就学援助の制度とその利用のしかたを学びたいと思います。
外国籍の子どもの多い地域での工夫や、自治体オリジナルの広報紙など、役立つ
知恵と経験を交流し合ってみませんか?

【日時】2011年3月12日(土)13:30~16:30
【場所】アットビジネスセンター池袋駅前 本館  ←注意!会場が変更になりました
JR池袋駅東口より徒歩30秒、地下鉄33・34番出口すぐ
http://abc-kaigishitsu.com/ikebukuro/access.html

【内容】(1)実態編/学校現場から見える家庭の経済的困難
(2)そもそも就学援助制度とは?
(3)改善編/中学新入学準備のお金が3月に受け取れる/東京・板橋区
年度途中の手続きでも4月にさかのぼって支給/横浜
外国籍の家庭へのサポート/神奈川・大和市
(4)学校の中から・外から/川崎市ふれあい館
質問や討論、交流

【資料代】500円(可能な方から)

【申し込み方法】 件名に「就学援助交流会参加申し込み」と明記し、
(1)お名前、(2)お立場・ご所属、(3)お住まいの都道府県、
(4)電話番号をご記入のうえ3月10日(木)までに下記宛
てお送りください。
メールアドレス mail@end-childpoverty.jp

※特に参加票は発行いたしませんので、当日会場にて、受付・資料代のお支払
いをお願いいたします。

【定員】40人(定員になりしだい、締め切ります)
【お問い合わせ・当日連絡先】080-1158-3494


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■4

韓国「反貧困」映像上映会のご案内
―韓国における貧困の現実を知る―
-
韓国で反貧困活動に取り組む貧困社会連帯の方々が反貧困フェスタinあいちに参
加するため来日されます。貧困社会連帯の方々は、韓国の貧困の実態を日本の人々
に知ってもらい、ともに考えていくため、2本の最新映像を持参されます。そこで、
下記のとおり上映会を行い、貧困社会連帯の方々を交えて意見交換をしたいと思い
ます。日韓の反貧困の連携、連帯の第一歩として大変有意義な機会になると思います
ので、ぜひご参加下さい。

【日時】3月12日(土)午後2時~5時
【会場】愛知県司法書士会館 3階「会議室」
名古屋市熱田区新尾頭一丁目12番3号(金山総合駅南口より徒歩5分)
*駐車場はありませんので、公共交通機関でお越し下さい

【参加費】参加料は無料です。どなたでも参加できます。

・映像「貧困の顔たち」*字幕入り、上映時間33分
基礎生活保障受給者たちの厳しい生活をインタビュー形式で浮き彫りにする映像

・映像「去ることができない人たち」*字幕入り、上映時間77分
龍山惨事(2009年1月20日にソウルの龍山地区の再開発による立退きに絡み
、立退きの対象となっている商店ビルに対する警察機動隊による籠城者排除の過程
での火災により5人の籠城者、1名の警官が死亡した事件)につき、真相究明を求
める遺族、撤去民たちの粘り強い闘いを描いたドキュメント映像

・意見交換
映像を見ての感想等を監督を初め貧困社会連帯の方々と意見交換を予定しています。

【主催】反貧困フェスタinあいち実行委員会


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2011年3月4日金曜日

2011年3月4日発行:国会への勧告 ~子どもを政争の具にしないで~

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転送歓迎、お知らせです。

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【賛同募集&集会のお知らせ】

国会への勧告
~子どもを政争の具にしないで~
2011年3月9日

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◆賛同はこちら。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/303b7a74141897
短縮URLhttp://p.tl/lzws

◆集会はこちら。
子ども手当/児童手当関連・国会への勧告による緊急記者会見と院内集会

【場所】衆議院第1議員会館 1F 大会議室 
【日程】3月9日17時~18時 16時半から 議員会館入口で入館証を配ります

【最寄駅】地下鉄 国会議事堂前(丸の内線・南北線)
地下鉄 永田町


国会への勧告
~子どもを政争の具にしないで~

(呼びかけ人、五十音順)
赤石 千衣子(NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ理事)
安藤 哲也(NPO法人ファザーリング・ジャパン・代表理事)
片山 知行(NPO法人全国父子家庭支援連絡会代表理事)
清川 輝基(チャイルドライン支援センター代表理事)
三輪 ほう子、山野 良一、湯澤 直美(「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク共同代表)
湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長)
横井 健太(あしなが育英会大学奨学生・第22回遺児と母親の全国大会会長)
渡辺 由美子(NPO法人キッズドア理事長)


子育て世帯、とりわけ低所得の子育て世帯は、今どんな気持ちで国会の議論
を聞いているだろうか。来年度、子どもの学習塾は続けられるのか、修学旅行
の積立金は支払えるのか。それとも「政治家のおじさんおばさんにだまされち
ゃったよ。ごめんね」と約束をなしにして、期待を失望に変えさせるのか。「
どうせこんなもんだよ」と親子そろって政治不信をより一層強めるのか。

このままだと、あと1ヶ月で子ども手当が終了する。終了すれば1700万人いる
15歳以下の子どもへの月額13000円の手当が打ち切られ、児童手当が復活する。
所得制限がかかり、中学生400万人への支給はなくなり、3歳以下および第3子以
降の月額1万円以外は5000円になる。他方、15歳以下の子をもつ世帯に対する年
少扶養控除はすでに廃止されているため、旧来の児童手当よりも3000円程度の実
質減額となる。中学生のいる家庭では、年少扶養控除廃止分は純粋な負担増とな
る。そのため、公明党は子ども手当には反対しつつも、児童手当の拡充案を検討
している。

子ども手当か児童手当かという議論には、与野党のメンツが賭けられている。
与党にとっては政権交代の象徴、野党にとってはバラマキの象徴だからだ。しか
しそのしわ寄せは、子どもと子育て中の親・保護者たちにいく。

そもそも、08年以降の児童手当拡充や子ども手当創設の背景には、少子化対策
(子育て支援)や所得再分配機能の強化という目的があった。それまでは、支払
う税や社会保険料に比して手当が少なすぎたため、子育て世帯では所得再分配後
に貧困率が上昇するというOECD加盟国中唯一の「逆転現象」が起きていた。
賃金も高くない若い夫婦が子どもを持てば、ただでさえ家計は苦しくなるのに、
政府はそれを改善しないどころか悪化させる。現役世代の減少によって社会保障
の負担と給付のバランスが保たれないと心配する一方で、少子化を加速させかね
ない政策を続けてきた。なんともちぐはぐな事態であり、その是正が急務だった
。必要な児童手当拡充策が取られないまま、単に時間切れで子ども手当廃止とな
れば、その状態に逆戻りする。年少扶養控除廃止を踏まえれば、以前より一層ひ
どくなる。

タイムリミットが迫る中、無為無策のまま4月1日を迎えるという最悪の事態だ
けは回避しなければならない。名前が「子ども手当」だろうと「児童手当」だろ
うとかまわない。与党の手柄でも野党の手柄でもかまわない。3歳以下7000円の積
み増しがなくても、所得制限が入ってもいい。とにかく「これでようやく新しい
靴が変える」「部活を続けられる」「夜の仕事を減らして子どもと過ごせる」「
大学に進学できるよと言える」となった15歳以下の子どもと子育て世帯の給付額
を切り下げ、ささやかな夢や希望をこれ以上奪うことだけは止めてもらいたい。
「政治家にもこれくらいの良識はある」というところを見せてもらいたい。


賛同フォーム(どのURLでも受け付けます)

https://ssl.form-mailer.jp/fms/303b7a74141897
短縮URLhttp://p.tl/lzws


https://ssl.form-mailer.jp/fms/9b694b74142085
短縮:http://p.tl/I82w


https://ssl.form-mailer.jp/fms/669ae068142086
短縮:http://p.tl/49r7


https://ssl.form-mailer.jp/fms/d5b5a5a7142087
短縮:http://p.tl/xUlu


https://ssl.form-mailer.jp/fms/2f47f717142088
短縮:http://p.tl/-HLu


●子ども手当/児童手当関連・国会への勧告による緊急記者会見と院内集会

【場所】衆議院第1議員会館 1F 大会議室
【日程】3月9日17時~18時 16時半から 議員会館入口で入館証を配ります

【最寄駅】地下鉄 国会議事堂前(丸の内線・南北線)
地下鉄 永田町


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2011年3月4日発行のメールニュースより

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☆★(愛知)
2011年3月13日(日)10:00~17:00@金城学院大学
反貧困フェスタinあいちのご案内 ~つながろう!人間らしい生活を求めて~

■1(東京)
2011年3月13日(日)13:30~16:30(開場13:00)@TKP東京駅日本橋ビジネスセンター2階ホールA
(東京都)児童虐待防止全国ネットワーク 緊急シンポジウム
「児童虐待防止のための改正親権制度の実現に向けて」

■2(東京)
2011年3月16日(水)15:00~17:00(14:30から通行証配布)@衆議院・第2議員会館・第1会議室
『追い出し屋規制法』の早期制定と家賃補助、公的保証の早期実現を求める院内集会

■3(東京)
2011年3月21日(祝・月)13:30~16:30@豊島区立勤労福祉会館 大会議室
平成22年度 独立行政法人福祉医療機構 助成事業
障がい者の「ホームレス」状態回復プログラム 実践報告会のお知らせ

■4(東京)
2011年3月27日(日)14:00~17:00 開場13:30@韓国YMCA 9F 国際ホール
2011年度講座のご案内&単行本『活動家一丁あがり!』出版記念!
活動家一丁あがり 春祭り

■5(全国)【お知らせ】
TPPがわかる! パンフレット緊急発行!


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☆★

++++++反貧困フェスタinあいち のご案内++++++

~つながろう!人間らしい生活を求めて~

反貧困フェスタは、2008年から、反貧困ネットワークが中心となって、
さまざまな方々が気軽に参加でき貧困問題に関心を持っていただく
ための行事として毎年開催してきました。

今年のフェスタは愛知県で開催します。
愛知県は、大量の派遣切り、非正規切りを生み出し、今日の貧困問題
の特徴を多く抱える地域です。

私たちは、こうした地元に特徴的な問題についても、国内あまねく問題
になっている事項とともに、みなさんに関心をもっていただき、みなさんと
いっしょに考えていきたいと考えています。

そして、貧困をなくすさまざまな取り組みに関わる個人、団体が楽しく
交流できる場にしたいと思っています。

+☆++★++☆++★++☆++★+

【日時】2011年3月13日(日)午前10時~午後5時
【会場】金城学院大学(名古屋市守山区)
+名古屋駅から地下鉄東山線「栄」乗り換え
+名鉄瀬戸線「大森・金城学院前」下車徒歩4分
または
+名古屋駅からJR中央線「大曽根」乗り換え
+名鉄瀬戸線「大森・金城学院前」下車徒歩4分

※駐車場がありませんので、公共交通機関でお越しください。

【参加費】無料

+☆++★++☆++★++☆++★+

全体会では、愛知の実情に基づいて貧困問題の現状を告発するとともに、
貧困をなくすためにいま何が必要なのかを、湯浅誠さんの講演とともに
議論します。
韓国で同様の活動をしている方々との意見交換も予定しております。

また、「子どもと貧困」「住まいと貧困」「社会的に排除された人々と就労」
「外国人と貧困」「女性と貧困」「労働問題」「生活保護」や「所得再配分」などを
テーマとした分科会を設けるとともに、さまざまなブース展示、ワークショップ
も用意します。

そのほかにも音楽や映像など、みなさんの手でいろいろな企画を持ち寄って
いただき楽しい1日としたいと思っています。

+++■○■○■○■○■+++

当日は、大学の食堂が臨時営業しています。
昼食は食堂でお召し上がりいただけます。

★ブース出展等のご希望は、反貧困フェスタinあいち実行委員会へお申し出ください。
(連絡先:下をご覧ください。)

その他、フェスタの最新情報はこちら
http://hanhinkon-aichi.seesaa.net/

+++■○■○■○■○■+++

貧困の問題に関心をお持ちのみなさん、反貧困フェスタに集いませんか。
さまざまな取り組みに学ぶとともに、楽しみ、そして元気が出るフェスタに
していきましょう。

それでは、当日、会場でみなさんとお会いできるのを楽しみにしています!!

【主催】反貧困フェスタinあいち実行委員会
名古屋市中村区則武1-10-6側島ノリタケビル2階
名古屋法律事務所内
TEL 052-451-7746
E-mail info@hanhinkon-aichi.net

【共催】愛知県弁護士会(予定:依頼中)

+☆++★++☆++★++☆++★+

※資金カンパのご協力のお願い

反貧困フェスタを開催するにあたっては東京の反貧困ネットワークと
反貧困ネットワークあいちの2団体から財政拠出をいただいています。
また、会場費や広報費用などの節約にも努めています。
しかし、充実した全体会、分科会の準備などのために相当の予算が
必要になっています。

本来なら、実行委員会でこの予算を捻出すべきものですが、もともと
貧困に苦しむ当事者やその支援団体が中心となって結集している実情から、
負担できる範囲にも限りがあります。

そこで、大変恐縮ですが、反貧困フェスタinあいちを成功させ、愛知県に
おける反貧困の取り組みをさらに発展させるために、財政的な協力を
いただきますことをお願いする次第です。

特に、反貧困フェスタでは、全国から貧困に苦しんでいる当事者の方々
の参加を可能にするために一定の交通費援助を行ってきました。

このような交通費援助などについて、地元からの財政支援によって実現
できるよう、皆さまから協力金、賛助金という形でのご協力をいただきます
ようお願い申し上げます。

【振込先】
三重銀行名古屋駅前支店 普通預金 口座番号1172078
名義 反貧困ネットワークあいち 樽井直樹


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■1

(東京都)児童虐待防止全国ネットワーク 緊急シンポジウム
「児童虐待防止のための改正親権制度の実現に向けて」

児童虐待に関連する親権制度の見直し作業がほぼ終わり、今年の通常国会への法
案提出の準備が進められています。親権の一時制限、法人後見制度、親に対する施
設長の親権代行権の優越、児童相談所長による親権代行などの制度新設のため、民
法・児童福祉法の改正が予定されています。
これら改正法を施行し、子どもの権利を実現するには、その受け皿の整備が不可
欠です。現在の児童福祉施設、児童相談所、都道府県などの体制をどのように充実
させる必要があるのか、改正法の施行に向けた検討が必要になります。
今回のシンポジウムでは、予定されている改正法の内容について共有し、その施
行のために各分野でどのような体制の整備が必要かを検討し、国・自治体に伝える
こととします。関連する分野の方はもちろん、広く子どもの問題、家族の問題に関
心を持つ方々のご参加をお待ちしています。

【日時】2011年3月13日(日)13:30~16:30(開場13:00)
【会場】TKP東京駅日本橋ビジネスセンター2階ホールA
(東京都中央区日本橋1-3-13 地下鉄日本橋駅A5出口徒歩0分 ビル直結)
【参加費】無料 申し込み不要 託児なし
【定員等】定員200名 先着順

【内容】
基調講演
「児童虐待防止のための親権制度の改正について」
磯谷文明氏(東京弁護士会)
シンポジウム
「児童虐待防止のための改正親権制度の実現に向けて」
シンポジスト
武藤素明氏(児童養護施設 二葉学園施設長)
川崎二三彦氏(子どもの虹情報研修センター研修部長)
平湯真人氏(東京弁護士会)
司会 吉田恒雄氏(NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事長)

【主催】NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク
問い合わせ先:NPO法人児童虐待全国ネットワーク事務局 望月
メール info@orangeribbon.jp
電話&FAX 003-6380-6380


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■2

3/16 『追い出し屋規制法』の早期制定等を求める院内集会
『追い出し屋規制法』の早期制定と家賃補助、公的保証の早期実現を求める院内集会

【日時】2011年3月16日(水)午後3時~午後5時 (午後2時30分から通行証配布)
【会場】衆議院・第2議員会館・第1会議室
(第2議員会館ロビー集合、通行証を受け取り、会議室へ)

【内容】(予定)
1.「追い出し屋規制法案」をめぐる動向と早期制定に向けて
2.家賃補助制度、公的保証などに対する国交省、厚労省の回答内容と早期実現をめざして
3.各政党の政策と各党国土交通委員からの挨拶
4.各団体からの報告と意見交換

【開催団体】日本住宅会議、住まいの貧困に取り組むネットワーク
国民の住まいを守る全国連絡会(住まい連)

「追い出し屋規制法案」が昨年国会から継続審議となり、今国会に持ち越しとなりました。
今国会での早期・充分な審議と成立が求められています。また、昨年末、上記3団体の
連名で「家賃補助制度、公的保証などの実現を求める要請書」を各政党、国交省、厚労
省に提出し、回答や対応を求めてきました。これらの内容を明らかにすると共に、実現に
向けての各党の考えを聞き、早期制定、早期実現について懇談するものです。

どなたでも参加できます。

【連絡先】国民の住まいを守る全国連絡会 (住まい連)
TEL 03-3837-7611  FAX 03-3837-8450


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■3

平成22年度 独立行政法人福祉医療機構 助成事業
障がい者の「ホームレス」状態回復プログラム 実践報告会のお知らせ

東京池袋にて、2010年4月より世界の医療団、TENOHASI、べてぶくろが実践してきた
障がいのある「ホームレス」状態にある人たちのプロジェクトの実践報告を行いま
す。
当日は、当事者研究の実践発表会もあります。是非ご参加ください。

【日時】2011年3月21日 午後1:30~4:30
【会場】豊島区立勤労福祉会館 大会議室
東京都豊島区西池袋2-37-4  03-3980-313
http://www.toshima-mirai.jp/center/e_kinrou/

【参加費】無料
【定員】130名

【申し込み・問い合わせ】
世界の医療団 担当:中村あずさ 
電話: 03-6914-0504  メール: info@mdm.or.jp

【申込方法】
氏名、連絡先、所属および職業、コメント( あれば) を記入の上、
件名を「3月21日報告会申込」としたメッセージを上記のアドレスにお送りください。

【報告者】
森川すいめい
(医師、久里浜アルコール症センター 世界の医療団東京プロジェクト代表医師)
森 玲子 (臨床心理士)
泉水宏臣 ((財) 明治安田厚生事業団)
中村あえか (精神保健福祉士、 べてぶくろ(べてるの家))
栗田隆子 (女性と貧困ネットワーク)

★よびかけ文
2008/09 年と2009/10 年の年末年始に池袋で行われた調査により、「ホームレス」状
態にある方々の中に占める知的機能障がい、精神障がいがある方の割合が一般より高
いことが明らかになりました。
これを受け、世界の医療団はNPO 法人TENOHASI、べてぶくろ(べてるの家) と協力
し、障害のある路上生活経験者が路上から脱し、地域生活へ移行、安定した生活を営
むためにSST (Social SkillTraining/ 社会技能訓練) や当事者研究※などのプロ
グラムを導入した支援プロジェクトを実践してきました。
 今回はプログラムが生まれた背景や実践内容、開始から今日までの実績を報告する
とともに、「ホームレス」支援の今後の展望について、広く皆様と考察していきたい
と考えています。どうぞふるってご参加ください。

【主催】NPO 法人メドゥサン・デュ・モンド ジャポン
【協力】NPO 法人TENOHASI べてるの家

当事者研究:
障がいのある方が困難と生きづらさ、そして生活上の様々な苦労を自分の言葉で語
り、仲間と共に自分の助け方を研究します。


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■ 2011年度講座のご案内&単行本『活動家一丁あがり!』出版記念!
■ 活動家一丁あがり 春祭り
■ http://www.parc-jp.org/freeschool/event/110327iccho_book.html


【日時】2011年3月27日(日)14:00~17:00 開場13:30
【会場】韓国YMCA 9F 国際ホール
東京都千代田区猿楽町2-5-5 TEL:03-3233-0611 FAX:03-3233-0633
JR水道橋駅徒歩6分、御茶ノ水駅徒歩9分、地下鉄神保町駅徒歩7分
※地図:http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/

【参加費】300円
【主催】活動家一丁あがり!実行委員会
【共催】PARC自由学校

「活動家一丁あがり!~社会にモノいう初めの一歩」は、PARC自由学校の特別講
座として2010年5月より開講。現在の格差社会・貧困化する社会に対して「何か
モノを言いたい!」「変えるために何かしたい!」と思っている若者がそのノウ
ハウを学んできました。
「労働と貧困」をテーマに、合宿や議論などを含めた講座は全18回。2年間で約
70人が活動の具体的なスキルを身につけ実践してきました。
2011年度は、講座テーマも「労働と貧困」「食と農で世直し」と増え、さらには
世界の貧困問題解決に関わる団体ともコラボするなど、さらにパワーアップしま
す!
同時に、このたび2年間の講座の成果と経験を実行委員がまとめた単行本『活動
家一丁あがり!』(NHK出版)が出版されます。
2011年度講座のお知らせと本のお披露目も兼ねて、実行委員と受講生がイベント
を企画します!ぜひご参加ください。

【内容】
★Part1. シンポジウム
「活動家という生き方―日本の貧困・世界の貧困をキーワードに」

今の時代になぜ「活動家?」活動家って何のために何をする人なの?――格差と
貧困の解決をめざして日々奔走する活動家たちの生き方を聞き、日本の貧困・世
界の貧困、そしてマチの貧困・ムラの貧困を切り口に、議論します。

●パネリスト
湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長)
赤石千衣子(ふぇみん婦人民主新聞編集長)
唐笠一雄(パルシステム生活協同組合連合会専務理事)
稲場雅紀(動く→動かす 事務局長)
※コーディネーター:内田聖子(アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長)

★Part2. トークライブ 「一丁あがっちゃいました(!?)~受講生の声」
2009&2010年度の「活動家一丁あがり!」受講生が、講座の感想や自分の経験談、
「こんな活動をしていきたい」等を語ります。これから受講しようと思っている
方の参考になる(かも)!?
※モデレーター:松元千枝(全国一般労働組合東京南部)
河添誠(首都圏青年ユニオン書記長)

【活動家一丁あがり!2011年度実行委員】

◆松元千枝(しんぶんワーカーズ・ユニオン/全国一般労働組合東京南部)
◆河添 誠(首都圏青年ユニオン書記長)
◆湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務局長)
◆須田光照(全国一般東京東部労働組合)
◆土屋トカチ(ドキュメンタリー映画監督)
◆内田聖子(PARC事務局長)
◆志波早苗(パルシステム生活協同組合連合会 運営本部運営室スタッフ)
◆的屋勝一(パルシステム東京労働組合委員長) 
◆稲場雅紀(動く→動かす事務局長)
◆西あい(動く→動かす パブリック・モビリゼーションチーム)

【お申込み・お問合せ】
◇活動家一丁あがり!実行委員会
〒101-0063 千代田区神田淡路町1-7-11東洋ビル3F
アジア太平洋資料センター(PARC)
TEL.03-5209-3455 FAX.03-5209-3453
E-mail :office@parc-jp.org
http://www.parc-jp.org/

======NHK出版にて新書発売!=======

「活動家一丁あがり!」がとうとう本に!!
3月10日全国発売!! イベント会場でも販売します!

序 章 「 活動家」を新たに定義する
第1章 なぜ今、「活動家」が必要なのか
第2章 現代の「貧困」と「労働」
第3章 「 就活のバカヤロー!」と叫びたい
第4章 職を奪われたからこそ、助けたい
第5章 「 生殖技術」について考えたい
第6章 オルタナティブな生き方を見つけたい
第7章 活動家の経済学
終 章 さあ、一緒に活動家になろう!

『活動家一丁あがり! 社会にモノ言うはじめの一歩』
湯浅誠・一丁あがり実行委員会
NHK出版新書 2011年3月10日発売 780円+税


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■TPPがわかる! パンフレット緊急発行!■

「TPP 何が問題?暮らしはどう変わる?
当たり前に生きたい ムラでも、マチでも」

●1冊100円! 地域で、職場で、学校で、広げよう!●

2010年秋に菅直人首相は突然、「TPP(環太平洋連携協定)」への参加を表明し
ました。農業だけでなく医療、労働など多岐にわたる領域で例外なき自由化を行
なうTPPに日本が参加すれば、すべての人にとっての安心して暮らせる権利が根
こそぎ奪われてしまいます。
しかしながら大手メディアでは「TPP賛成」「乗り遅れるな」と推進する言説が
あふれており、TPPが農業や医療など私たちの暮らしに大切な領域にもたらす負
の側面は報じられることはほとんどありません。
2011年12月、全国の農民や市民団体、NGO、生協、消費者団体などが集まり「TPP
に反対する人々の運動」を立ち上げました。この運動では、まずはより多くの人
にTPPの問題について知ってもらい、一緒にアクションをしていこうという趣旨
で、TPPについてのパンフレットを作成しました。

本パンフレットは、TPPとTPPが私たちの暮らしにもたらすさまざまな問題につい
てわかりやすくまとめたものです。「TPPって何のこと?」「私たちの暮らしと
どう関係あるの?」と感じている方にとって入門書として役に立つ情報が書かれ
ています。また地域や職場、学校などで学習会などをする際のテキストとしても
ご利用いただけます。ご希望の方には1冊100円(他部数の場合割引あり。送料は
別途)でお送りしております。ぜひこの機会に、TPPについて知り、運動を広げ
ていきましょう!

【お申し込み方法】
○ウェブサイトから:http://www.parc-jp.org/teigen/2011/anti_tpp.html
○お電話・FAX/E-mailで:下記の事務局までお問い合わせください。
「TPPに反対する人々の運動 100円パンフレット係」
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC) 
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル3F
Tel:03-5209-3455  Fax:03-5209-3453  
E-mail: office@parc-jp.org URL: http://www.parc-jp.org/
※お申し込み後、商品をお送りいたします。到着後、指定の振込口座に代金をお
振り込みください。送料は別途かかります(冊数・地域よる)。

★発行:TPPに反対する人々の運動
http://www.geocities.jp/yaoyahyakusho/muramachi/home.html
★概要:A5版/28ページ
★内容:
【Part.1 TPPってなんだろう?】
TPPって、なんですか?/なぜアメリカが参加しようとしているのですか?/ア
メリカにとってTPPはどんな意味があるのでしょう?/なぜ日本政府はTPP参加に
乗り出したのでしょう?/TPP は経済に関する協定ですから経済的な意味もある
のでしょう?/政府の試算では、TPP 参加のメリットが高く評価されていますが?
/中国や韓国、インドなども今後はTPP に参加する可能性があると政府や財界は
言っています。日本も早くから参加するべきでは?

【Part.2 TPPでわたしたちの暮らしはどう変わる?】
なぜ、TPP がわたしたちの「当たり前に生きる権利」を壊すことになるのでしょうか?
農業/食/労働/ビジネス環境/医療/国土・環境/公共サービス・地域経済

【Part.3 わたしたちのオルタナティブを提案します】
1 内需を大切にする経済/2 地産地消で地域自給圏を/3 働く人の権利を
まもる/4 安心して暮らせる循循型の地域を


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