2011年6月16日木曜日

2011年6月16日発行のメールニュースより

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【お知らせ】
震災ボランティア連携室長としてのメッセージはこちらから。
http://tasukeaijapan.jp/

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【おしらせ】
私が関わっている「一人ひとりを包摂する社会」特命チーム
(座長:福山哲郎官房副長官)で、以下の文章をとりまとめましたので、お知らせします。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/housetusyakai/dai6/siryou2_2.pdf

なお、特命チームのこれまでの開催状況全般は、以下
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/housetusyakai/index.html
今回取りまとめた文章のより簡便な骨子(ポンチ絵)は、以下
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/housetusyakai/dai6/siryou2_1.pdf
本文は、以下です。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/housetusyakai/dai6/siryou2_3.pdf

(概要版)
「社会的包摂政策を進めるための基本的考え方」(案)
( 社会的包摂戦略( 仮称) 策定に向けた基本方針)

内閣総理大臣の指示に基づき、平成23 年1 月18 日に「一人ひとりを包摂する社会」
特命チームが設置されて以降、同チームにおいて検討を進め、今般、社会的包摂政策に
関する基本認識及びそれに基づく今後の取組方針となる「基本方針」をとりまとめた。
本基本方針に沿ってさらに検討を進め、今後1 か月以内を目途に、緊急に着手すること
が必要な施策を中心に、「緊急政策提言」をとりまとめることとする。


1 社会的包摂政策に関する基本認識
(1) 社会的包摂を戦略的に取り組む必要性
○ 経済社会の構造変化の中で、地域や職場、家庭での「つながり」が薄れるなか、様々
な社会的リスクが連鎖・複合し、人々を社会の周縁に追いやる「社会的排除」の危険
性が増大。
○ 国民一人ひとりが社会のメンバーとして「居場所と出番」を持って社会に参加し、そ
れぞれの持つ潜在的な能力をできる限り発揮できる環境を整備することが不可欠。そ
のために社会的排除の構造と要因を克服する一連の政策的な対応が「社会的包摂」。
○ しっかりとした「社会的包摂戦略(仮称)」のもとで、官民含めた関係者が社会的排
除を生む社会の構造や要因に向き合い、排除ではなく包摂の方向に社会の仕組みを組
み替える取組を協働して進めていくことが必要。

(2) 大震災による社会的排除のリスクの高まりと予防的対策の重要性
○ 東日本大震災の発生により、被災地をはじめとして、全国的に「社会的排除」のリス
クが高まるおそれ。大震災は、私たちの社会のリスクに対する備えの不十分さも露わ
にしていることを十分認識すべき。
○ 今後の復興対策に当たっては、「復興格差」が拡大することのないよう、包摂的な施
策展開が必要。この局面で必要な対応がとれるか否かは、急速に厳しさを増す社会経
済の構造変化の中で社会的包摂を進めていく上でも非常に重要なポイント。

2 社会的包摂戦略(仮称)策定に向けた取組
(1) 社会的排除のリスクについての実態調査(大震災による影響を含めて)
○ 社会的包摂戦略(仮称)の策定に向けて、個人の積み重なったリスクや、その社会的
広がりを把握するための調査を実施し、社会的排除のリスクが連鎖していく経路につ
いて分析整理するとともに、現在のセーフティネットがどのような点で対応できてい
ないのかを明らかにすることが必要。
○ 加えて、今回の大震災の直接的・間接的な影響によって、社会的排除のリスクが国民
全体の間でどのように高まり、これに対してどのような対応ができているのか、でき
ていないのかを調査し把握することが重要。

(2) 先導的なプロジェクトの実施
○ 社会的に排除された人や各種制度から漏れた人、特にいくつもの領域に重なって連携
が難しい、あるいは、いずれの領域からも十分なアプローチができていない対象に対
しては、複数の領域を組み合わせた、また、フォーマル、インフォーマル両面からの
適切な支援を行っていくことが必要。
○ その際には、次のような観点が重要。
・ 社会的排除のリスクの連鎖・累積を止めるための包括的、予防的な対応
・ アウトリーチの手法や、居場所づくりの機能
・ 関係機関や地域住民等を含めた真に実効性ある実質的な連携体制の構築
・ コーディネイト役を担う専門家の育成や、地域住民の理解の促進のための学習・研
修機能
○ こうした観点に立って、先導的なプロジェクトとして以下の取組を進め、こうした取
組から得られた情報を戦略策定に活かすアプローチをとることが重要。
・ パーソナル・サポート・サービスのモデル・プロジェクトを継続発展させ、その制
度化に向けた検討を進めること。
・ 稼働年齢外の人、稼働能力を有しない人も含め、複数領域を組み合わせた支援が求
められる分野において、既存の制度等を補完する仕組みや、実効性のある連携体制
の構築、人材育成等に取り組むモデル事業の検討。
○ また、被災地においては社会的排除の問題が凝縮されており、今後のわが国の社会的
包摂に向けた取組姿勢を問う試金石として、被災者の多様なニーズに寄り添い、老若
男女全ての者の社会参加の促進と潜在能力の発揮につなげていくという視点に立った、
包括的な支援機能の構築に取り組むことが必要。

(3) 誰も排除しない社会の構築を目指した全国的な推進体制の構築
○ 様々な機関による支援の輪が拡がっている今日においても、それら取組の挟間で、様
々な支援にたどり着くことができず、生活困難が深刻化し、自ら命を絶つまでの事態
に追い込まれる人が後を絶たないのも事実。
○ 誰も排除しない社会を構築していくためには、一人ひとりが支援に辿り着けるよう、
それぞれの分野や対象ごとに発展してきた取組が、分野や対象ごとの縦割りを克服し、
社会的排除に関する調査分析や情報発信、人材育成、取組が弱い地域へのフォローと
働きかけなどを行っていくことが必要。
○ 総理から指示のあった電話相談(コールセンター)事業は、誰も排除しない社会の構
築を目指した全国的な推進体制の構築の第一歩として位置づけられるもの。こうした
観点に立ち、事業化に向けて、さらに検討を深める。


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■1(東京)
2011年6月30日(木)18:30~21:00(開場18:00~)@岩波セミナールーム
貧困ジャーナリズム大賞授賞式&シンポジウム
「いま問われる、震災と貧困とジャーナリズム」のお知らせ

■2(東京)
2011年7月13日(水)18:00~(20:30 終了予定)@星陵会館
生活保護受給者200万人時代の処方箋 ~今こそ、使える「第2のセーフティネット」を~

■3(東京)
2011年7月14日(木)19:00~22:00/ OPEN 18:30@六本木スーパーデラックス
BREAD AND ROSES 7 ~私たちにパンと誇りを!~ ─「希望は、絶望の、後にある」


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■1

6/30(木)貧困ジャーナリズム大賞授賞式&シンポジウム
「いま問われる、震災と貧困とジャーナリズム」のお知らせ。

貧困や雇用、最近では原発など、さまざまな問題について、「マスコミが(ちゃんと
伝えないのが)悪い」という言い方がよくなされます。そうだとして、では私たちは
マスコミに「ちゃんと伝えてもらう」ために何ができるでしょうか?
愚痴のようにつぶやいているだけでは、よくはなりません。具体的に、どんな働きか
けが可能だろうか? マスコミの中でも、ちゃんと伝えている人はいる。その人たち
をもっと励まし、貧困問題についての正しく深い理解が世の中の常識になるように促
していこう。それが「貧困ジャーナリズム大賞」です。
ちゃんと伝えてもらうための働きかけには、もっと多様な方法があるでしょう。で
は、それはどんなもの? 受賞者のジャーナリストと一緒に考えてみませんか?

【日時】2011年6月30日(木)18:30~21:00(開場18:00~)
【場所】岩波セミナールーム(東京都千代田区神保町2-3 岩波アネックスビル3F)
http://www.mapion.co.jp/m/35.69235277_139.76054999_10/
【アクセス】都営地下鉄新宿線、三田線、東京メトロ半蔵門線「神保町」下車徒歩0
分、JR水道橋下車徒歩12分
【定員】100名程度
【申し込み】不要(先着100名)
【参加費】500円
【インターネット中継あり】http://www.ustream.tv/channel/labornet03

【プログラム】
18:30~18:50 
「貧困ジャーナリズム大賞2011」授賞式
プレゼンタ― 宇都宮健児さん(反貧困ネットワーク代表)
18:50~20:20 
シンポジウム「いま問われる、震災と貧困とジャーナリズム」
コーディネーター:竹信三恵子さん(和光大学)、水島宏明さん(ジャーナリスト)
パネリスト:安田浩一さん(ジャーナリスト)、日野行介さん(毎日新聞大阪社会
部)、荻野悦子さん(赤旗社会部)、清水ただしさん(ラジオ派遣村)、土屋トカチ
さん(映画監督)ほか
20:20~20:30 休憩
20:30~21:00 質疑応答


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■2

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生活保護受給者200万人時代の処方箋
~今こそ、使える「第2のセーフティネット」を~
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未曾有の不況に大震災が追い打ちをかけ、生活保護受給者が急増し、その受給人数は終戦直後と同
じレベルの200万人に達しようとしています。
麻生政権下で企画され政権交代後に本格実施された「第2のセーフティネット」ですが、このうち
《訓練・生活支援給付》については求職者支援法の制定による恒久化が目指されていますが、住宅手
当については全く検討がされていません。
生活保護を無理に切り縮めるのではなく、求職者支援の法制化とともに、欧米諸国と同様に平時か
らの「住宅セーフティネット」を社会保障の一環として整備することで、結果として生活保護の役割
を小さくすることが求められているのではないでしょうか?

今、どのような制度の構築が求められているのか、皆さんと一緒に考えたいと思います。
是非とも多数のご参加をお願い申し上げます。

【日時】7月13日(水)18 時 ~(20時30分 終了予定)

【会場】星陵会館
〒100-0014 東京都千代田区永田町2-16-2
http://www.seiryokai.org/kaikan.html

【参加費】無料

【プログラム】
開会挨拶 尾藤廣喜 (生活保護問題対策全国会議代表幹事)
基調報告 「生活保護制度改革の情勢と第2のセーフティネットの制度説明」
小久保哲郎 (同事務局長)
当事者報告

パネルディスカッション
コーディネーター
秋野純一 (自治労社会福祉協議会議長)
パネリスト
政府与党議員 (調整中)
中島圭子 (連合総合政策局長)
稲葉 剛 (自立生活サポートセンター・もやい理事長)
尾藤廣喜 (弁護士) 他、会場発言
集会宣言
閉会挨拶 高橋 均 (労働者福祉中央協議会事務局長)

【主催】 第2のセーフティネットの拡充を求める連絡会議、
労働者福祉中央協議会、自治労社会福祉評議会、
生活保護問題対策全国会議

【問合せ先】530-0047
大阪市北区西天満3-14-16 西天満パークビル3号館7階 
あかり法律事務所 弁護士 小久保哲郎 
電話06‐6363-3310 FAX 06-6363-3320


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【ゲスト決定!】BREAD AND ROSES 7 ~私たちにパンと誇りを!~
「希望は、絶望の、後にある」

東日本大震災を受けて、あちこちで「価値観の根本的転換」が言われている。しか
し、なかなか、それには至っていない。
何が足りないのか? いろんな原因が考えられるが、今回のイベントでは「絶望
の力」が足りないのではないか、と考えてみたい。
「希望の力」が、絶望の深さに比例して強まるのだとしたら、日本社会に足りない
のは、明るさや希望ではなく、暗さや絶望ではないだろうか?
きちんと絶望できないからこそ、強く希望することもできないのではないか?
希望を語りたい。でも、ごまかしはイヤだ。希望を語るためにこそ、一度きっちり
絶望しよう。
闇がもっとも深まるのは、夜明け前だったはずだ。


今回のテーマは「希望は、絶望の、後にある」。
長年、原発労働者を追ってきた、ルポライターの鎌田慧さんと、米軍統治下から
現在まで、55年間もの間、沖縄を見つめ続けているジャーナリストの森口豁さん
をお招きして、311後の日本について、参加者の皆さんとともに考えていきます。


【日時】2011年7月14日(木)19:00~22:00/ OPEN 18:30
【場所】六本木スーパーデラックス(東京都港区西麻布3-1-25 B1F・六本木ヒルズ隣)
【アクセス】日比谷線/大江戸線、六本木駅より、六本木通り沿いを西麻布方面へ徒歩5分
【入場料】500円(反貧困たすけあいネットワーク会員は無料)

SPEAKER:
河添 誠(首都圏青年ユニオン書記長)
湯浅 誠(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局次長)

SPECIAL GUEST:
宇都宮 健児(反貧困ネットワーク代表)
鎌田 慧(ルポライター)
森口 豁(ジャーナリスト)

SPECIAL LIVE:JariBu Afrobeat Arkestra http://webstyle.jpn.org/jaribu/
DJ: Freedom School Crew

★インターネット生中継★
http://www.ustream.tv/channel/breadandroses


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