2011年7月22日金曜日

2011年7月22日発行のメールニュースより

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆★【お知らせ・特別掲載】

─貧困率についての声明 2011年7月20日 反貧困ネットワーク─

厚生労働省は、2011年7月12日、2009年段階の相対的貧困率を発表しました。詳細はこちら
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa10/

それを受けて、反貧困ネットワークは、本日、「貧困率についての声明」を発表しました。
http://d.hatena.ne.jp/hinky/20110720

***

貧困率についての声明
2011年7月20日
反貧困ネットワーク
(代表 宇都宮健児)

7月12日、厚労省が相対的貧困率を発表した。全体で16.0%、17歳以下の子どもの場合で
15.7%だった。
2009年10月、政権交代直後の厚労省が初めて発表した相対的貧困率は、それぞれ15.7%
、14.2%だった。それぞれ0.3%、1.5%の上昇であり、特に子どもの貧困率の上昇幅が著
しく、相対的貧困状態にある子どもの数は3年間で約23万人も増加したことになる。
この結果は、厚労省が3年に一度行う国民生活基礎調査(大規模調査)のデータに基づ
いており、今回発表されたデータは2009年1~12月の所得に基づいている。前回調査の根拠
データは2006年1~12月だった。
2007年2008年2009年に何が起こったかを振り返ってみれば、07年はいわゆる「ネットカ
フェ難民」問題で始まり、7月には「おにぎり食べたい」という日記を書き残して亡くなっ
た北九州市の52歳男性の餓死事件が発覚し、年間を通じて日雇派遣会社グッドウィルの「
データ装備費」問題が世間を賑わした。08年にはリーマンショックに端を発した大量の派
遣切りがあり、年末には「年越し派遣村」が誕生した。国民年金1号保険料や国民健康保険
料の未納・滞納問題が広く知られるようになったのも、この数年間である。そして09年に
はそれらすべてを受けての政権交代があった(子ども手当や公立高校の授業料無償化が始
まったのは2010年に入ってからであり、今回のデータには反映されていない)。
この3年間を振り返ると、相対的貧困率の上昇は当然のことのように見えてくる。それだ
け、日本社会の痛みや綻びがさまざまな形で噴出した3年間だった。

それでも、子どもの貧困率の上昇幅には驚きを禁じ得ない。これは、とりもなおさず、
17歳以下の子どものいる世帯のそれ以外の世帯に対する相対的な低所得化の進行、すなわ
ち高校生以下の子どもを持つ「働き盛り」の親たちの雇用の不安定化・低所得化を示して
いる(その下げ幅が著しいために、ひとり親世帯の相対的貧困率が「改善」してしまうと
いう「逆転現象」すら起こってしまった)。「雇用融解」から「雇用壊滅」(風間直樹)
に至る事態が如実に数字として表れた結果だろう。
周知のように、日本は世界一の超少子高齢化社会であり、現役世代およびその子どもた
ちが十分に力を発揮できる環境整備は、当人たちにとってはもとより、社会全体の持続可
能性において喫緊の課題であることは論を俟たない。私たち反貧困ネットワークは、相対
的貧困率の削減目標を掲げ、政策提言を行ってきた。もっとも責任の重い政府・自治体を
はじめ、NPO・教育関係者・企業・労働組合も、それぞれの立場から、高すぎる子ども
の貧困率の改善に取り組んでいかなければならない。

所得の多寡のみによって人々の幸福が測られるわけではない。しかし、相対的貧困状態
の放置は、多くの人々の生き死にを左右し、悲惨な状況を生み、ひいては日本社会全体の
衰退に直結する。「事態を小さく見せて、とにかく今をやり過ごす」のはもう止めにすべ
きだと、私たちは今年改めて学んだはずだ。
次の国民生活基礎調査(大規模調査)は、2012年(来年)1~12月の所得を元に行われ
、その結果は2014年半ばに発表される。さらに暗澹たる事態が進まず、好転の兆しが現れ
る結果にするために、すべての関係者の尽力を求める。

以上


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

☆★【特別掲載・お知らせ】
─貧困率についての声明 2011年7月20日 反貧困ネットワーク─

■1(大阪)
2011年7月24日(日)13:00~16:00@大阪商工会議所 B1 1号会議室A
「なくせ!連帯保証~保証人被害を生まない民法改正を目指して~」

■2(東京)※報道関係者の方へは、情報告知・当日取材をお願いしています
2011年8月3日(水)19:00~21:00(開場18:30)@岩波セミナールーム
「活動家一丁あがり!」講座 特別シンポジウム
被災地から4つの「声」を聴き取る ―みんながともに生きられる社会とは―

■3(東京)
2011年8月4日(木)19:00開演(18:30開場)@紀伊國屋サザンシアター(チケット予約が必要です)
第89回紀伊國屋サザンセミナー 『よりみちパン!セ』復刊スタート記念対談
「3.11前/後の日本社会を問う」─小熊英二×湯浅 誠


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■1

「なくせ!連帯保証~保証人被害を生まない民法改正を目指して~」

【日時】2011年7月24日(日)13:00~16:00

昨年高金利引き下げ・過剰融資規制等を定めた改正貸金業法が完全施行され、多重債
務対策は大きく前進しました。しかしながら多重債務や自殺の原因とされる保証(連
帯保証・根保証)の規制は極めて不十分であり、残された課題となっています。現在
法制審で民法改正が審議中であり、保証制度も改正の対象となっています。悲惨な保
証被害をなくすための保証制度のあり方と今後の運動について考えます。

【プログラム】(予定)
●基調講演『法制審民法改正部会における保証制度の審議状況と保証法改正について』(仮題)
慶應義塾大学法科大学院教授 平野 裕之 氏
●保証被害者の訴え・保証被害実態報告
●保証人保護のための保証法改正提案(全国青年司法書士協議会)
●特別報告「保証ビジネス被害」 保証人代行問題被害者の会
●保証被害対策全国会議設立について ・組織体制 ・活動方針 等

【会場】大阪商工会議所 B1 1号会議室A
http://www.osaka.cci.or.jp/Shoukai/Map_Tel/shozaichi.html
【住所】〒540-0029 大阪市中央区本町橋2番8号
○最寄駅 地下鉄堺筋線・堺筋本町駅より徒歩7分 ・地下鉄谷町線・谷町4丁目駅より徒歩7分

【資料代・会場代】1000円

【呼びかけ人】
代表 弁護士 宇都宮健児 代表代行 弁護士 平井宏和
副代表 弁護士 茆原洋子 同 岡島順治 同 司法書士 稲本信広
事務局長 弁護士辰巳裕規 事務局長代行 長田淳 ほか

【申込み・問い合わせ先】
〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町2丁目28番地 あじせんビル6階(受付4階)
TEL048-645-2026 FAX048-643-5793 埼玉中央法律事務所 事務局長代行 弁護士長田 淳


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■2

報道各位

いつも大変お世話になっております。
「社会にモノいう初めの一歩!活動家一丁あがり!」講座では、
下記のとおり、震災・原発に関するシンポジウムを企画いたしました。
被災地から、また被災地からの避難者、支援者をゲストに、当事者の声を直接語っ
ていただき、ともに議論したいと考えています。
ぜひ貴媒体にて事前の情報告知・当日取材をお願いできれば幸いです。
内容に関するお問合せ等はお気軽にお願いします。


■■■■
■ 「活動家一丁あがり!」講座 特別シンポジウム
■ 被災地から4つの「声」を聴き取る
■ ―みんながともに生きられる社会とは―
■ http://www.parc-jp.org/freeschool/event/110803.html

東日本大震災から5ヶ月が経とうとしています。地震・津波・原発のかつてない
複合災害の結果、被災地ではいまだに復興の兆しも見えぬまま、不安定な生活
を強いられている方たちが数多くいます。 農業・漁業関係者の中には、事業再
開のメドが立たない中、生活や仕事の誇りを取り戻せるか不安に駆られている
方たちがいます。いつまた起こるかわからない地震や津波に怯え、目に見えな
い放射能の恐怖に晒されている子どもたちがいます。避難所等で周囲に理解さ
れず、行き場を失っている発達障害を持つ人がいます。家族・住居・仕事を失
い、ホームレス状態になってしまった若者もいます。私たち「活動家一丁あが
り!講座」実行委員会では、マスメディアからの情報からはすくいとれない、
被災者一人ひとりが抱える簡単に割り切れない問題の複雑さを聴き取り、とも
に何ができるのかを考えるシンポジウムを開催します。当日は福島県内からの
ゲストや、東京に避難している親が、いま考えていること、聞いてほしいこと
を実行委・会場のみなさんととともに語ります。ぜひご参加ください。

【日時】2011年8月3日(水)19:00~21:00(開場18:30)
【会場】岩波セミナールーム(千代田区神田神保町2-3岩波アネックスビル3F)
◆地下鉄神保町駅A6出口1分
◆JR水道橋駅12分
http://www.i-bookcenter.com/shop/index.html

【参加費】500円※予約優先

【詳細ウェブ】(お申込みもこちらからできます)
http://www.parc-jp.org/freeschool/event/110803.html

【パネリスト】
●農業者の声:鈴木新さん(会津グリーンネットワーク専務)
●20キロ圏内住民の声:西山千嘉子さん(川内村村議会議員)
●被災地と自殺についての声:根岸親さん(特定非営利法人自殺対策支援センター ライフリンク)
●親の声:大貫寛之さん(いわき市から東京都青梅市に家族で避難)

【活動家一丁あがり!「労働と貧困」講座実行委員】
◆湯浅 誠 (自立生活サポートセンター「もやい」事務局次長/反貧困ネットワーク事務局長)
◆河添 誠 (首都圏青年ユニオン書記長)
◆松元千枝 (しんぶんワーカーズ・ユニオン/全国一般労働組合東京南部)
◆内田聖子 (アジア太平洋資料センター〈PARC〉事務局長)
◆須田光照 (全国一般東京東部労組書記長)
◆土屋トカチ (映画監督)

【パネリスト紹介】
●鈴木新(すずき・あらた)さん
1954年生まれ。「丸果会津青果」代表取締役専務。会津にこだわり、会津の野
菜に特化して埼玉を中心に展開する量販店に会津野菜の直売コ ーナーを仕掛け、
大きな売り場を育ててきた。日本の農業や食の現状と未来についての提言も積極
的に行なう。原発事故後は、「風評被害」 に遭う生産者の声を聞き、各所で発
言を展開している。

●西山千嘉子(にしやま・ちかこ)さん
福島県川内村生まれ。企業での勤務の後、17年前に故郷の川内村に家族でUター
ン。県オンブズマンと共に歩む活動を行なう。2003年に川内村 村議会議員選挙
に立候補し落選するも、3年後の2006年に当選。原発事故の際には、限られた情
報の中での混乱の中、避難し避難生活は現在に も至る。原発から20キロ圏内の
住民として、また村議会議員として、「原発事故はなぜ起きたのか?」「これま
での地方自治体のあり方はど うだったのか?」そして移住避難に対する規制に
ついて考え、各地を廻りながら発信を続ける。

●根岸 親(ねぎし・ちかし)さん
NPO法人自殺対策支援センター ライフリンク 副代表。福島県出身。8歳の時
に父を自殺で亡くす。あしなが育英会から奨学金を借りて、大学へ進学。阪神
大震災遺児や自死遺児などを支援する活動に没頭。在学中に1年間休学し、ブラ
ジルの貧困地域で活動するNGOにて研修。卒業後、群馬県太田市教育委員会事務
局にて、外国人の子どもの教育を担当。2007年から「“1000人の声なき声”に耳
を傾ける自殺実態調査」に 携わり、約200人の自死遺族からお話を伺う。2010年
3月に太田市役所を退職し、現職。現在は、自治体における自殺対策の都市型モ
デルの構築、他団体と連携した「震災遺族向け電話相談」等のプロジェクト全
般に関わる。

●大貫寛之(おおぬき・ひろゆき)さん 
2歳の子どもを持つ父親。いわき市でホームヘルパーとして勤務していたが、原
発事故後、いわき市から栃木県・千葉県・神奈川県と移りながら南下し家族で避
難。その後、東京都青梅市に移住し、現在は全国の友人たち、知人たち、家族の
心からの暖かい助けの中、生活させていただきながら被災地支援活動を行なって
いる。

〈主催団体紹介〉
「活動家一丁あがり!講座」は、特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター
(PARC)が運営する市民講座「PARC自由学校」の特別講座として、2009年よりス
タートいたしました。5月~翌年3月まで全18回で労働と貧困をテーマに開催し、
今年で3年目を迎えます。受講生は毎年20~40名で、世代や職業、地域も多様な
人たちが活動を始めるために実践的に学んでいます。
★講座の詳細:http://www.parc-jp.org/freeschool/2011/kouza/kouza_icchoo.html

〈主催者連絡先〉
【お申込み・お問合せ】
「活動家一丁あがり!実行委員会」/アジア太平洋資料センター(PARC)
〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町1-7-11東洋ビル3F
TEL:03-5209-3450 FAX:03-5209-3453
E-mail:office@parc-jp.org http://www.parc-jp.org
Twitter:Twitter:http://twitter.com/parc_jp


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■3

第89回紀伊國屋サザンセミナー 『よりみちパン!セ』復刊スタート記念対談
「3.11前/後の日本社会を問う」小熊英二×湯浅 誠

「東日本大震災」と「原発」事故は、戦後以降、現在にいたるまでの日本社会の構造と、
そこから生み出され、放置されてきたさまざまな「格差」をむき出しにした。
それらを目の当たりにしながら、我々はいま、どのような「未来」をリアルなかたちでスケ
ッチしうるのか。「思想」と「活動」、「社会」と「生活」を新たなかたちで連結する異色
の徹底対談。

※サイン会※
講演終了後、小熊英二氏、湯浅誠氏によるサイン会開催!
当日、会場ロビーにて対象書籍をお買い上げの先着150名様に整理券を配布いたします。

【日時】2011年8月4日(木) 19:00開演(18:30開場)
【場所】紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋書店新宿南店7F)
【料金】1,000円(税込・全席指定)

【チケット予約】
《7月12日(火)10:00より、チケット発売・電話予約受付開始》
■前売取扱
キノチケットカウンター(新宿本店5階/受付時間10:00~18:30)
紀伊國屋サザンシアター(新宿南店7階/受付時間10:00~18:30)
■電話予約・お問合せ
紀伊國屋サザンシアター 03-5361-3321(10:00~18:30)

【共催】イースト・プレス・紀伊國屋書店

〈出演者プロフィール〉
小熊英二 (おぐま・えいじ)/慶應義塾大学総合政策学部教授
1962年東京都生まれ。東京大学農学部卒業。東京大学教養学部総合文化研究科国際社会科
学専攻大学院博士課程修了。主な著書に『単一民族神話の起源―<日本人>の自画像の系
譜』『<日本人>の境界―沖縄・アイヌ・台湾・朝鮮:植民地支配から復帰運動まで』『
<民主>と<愛国>―戦後日本のナショナリズムと公共性』『1968』『私たちはいまどこ
にいるのか 小熊英二時評集』他。最新刊に『増補改訂 日本という国』(「よりみちパ
ン!セ」/イースト・プレス)。

湯浅誠 (ゆあさ・まこと)/活動家
1969年東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。NPO法
人自立生活サポートセンター・もやい事務局次長、反貧困ネットワーク事務局長、内閣官
房震災ボランティア連携室長。主な著書に、『反貧困―「すべり台社会」からの脱出』『
あなたにもできる!本当に困った人のための生活保護申請マニュアル』『貧困襲来』『派
遣村―国を動かした6日間』『岩盤を穿つ』他。最新刊に『どんとこい、貧困!』(「よ
りみちパン!セ」/イースト・プレス)。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2011年7月13日水曜日

2011年7月13日発行のメールニュースより

━━━━━━

☆★【再掲・明日です!】

BREAD AND ROSES 7 ~私たちにパンと誇りを!~
「希望は、絶望の、後にある」

東日本大震災を受けて、あちこちで「価値観の根本的転換」が言われている。しか
し、なかなか、それには至っていない。
何が足りないのか? いろんな原因が考えられるが、今回のイベントでは「絶望
の力」が足りないのではないか、と考えてみたい。
「希望の力」が、絶望の深さに比例して強まるのだとしたら、日本社会に足りない
のは、明るさや希望ではなく、暗さや絶望ではないだろうか?
きちんと絶望できないからこそ、強く希望することもできないのではないか?
希望を語りたい。でも、ごまかしはイヤだ。希望を語るためにこそ、一度きっちり
絶望しよう。
闇がもっとも深まるのは、夜明け前だったはずだ。


今回のテーマは「希望は、絶望の、後にある」。
長年、原発労働者を追ってきた、ルポライターの鎌田慧さんと、米軍統治下から
現在まで、55年間もの間、沖縄を見つめ続けているジャーナリストの森口豁さん
をお招きして、311後の日本について、参加者の皆さんとともに考えていきます。


【日時】2011年7月14日(木)19:00~22:00/ OPEN 18:30
【場所】六本木スーパーデラックス(東京都港区西麻布3-1-25 B1F・六本木ヒルズ隣)
【アクセス】日比谷線/大江戸線、六本木駅より、六本木通り沿いを西麻布方面へ徒歩5分
【入場料】500円(反貧困たすけあいネットワーク会員は無料)

SPEAKER:
河添 誠(首都圏青年ユニオン書記長)
湯浅 誠(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局次長)

SPECIAL GUEST:
宇都宮 健児(反貧困ネットワーク代表)
鎌田 慧(ルポライター)
森口 豁(ジャーナリスト)

SPECIAL LIVE:JariBu Afrobeat Arkestra http://webstyle.jpn.org/jaribu/
DJ: Freedom School Crew

★インターネット生中継★
http://www.ustream.tv/channel/breadandroses


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■1(東京)
2011年7月20日(水)12:00~14:00@衆議院第1議員会館 多目的ホール
(一般参加の方は11時45分から上記会館1階ロビーで通行証を配布)
急増する稼働年齢層の生活保護受給にどう対処すべきか-PART2-
~震災後の生活保護制度、今こそ、開かれた議論を!~

■2【おしらせ】
★「反貧困たすけあいネットワーク」ウェブサイト・オープンのお知らせ★


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■1

******************** 緊急院内集会 ********************

急増する稼働年齢層の生活保護受給に
どう対処すべきか-PART2-
~震災後の生活保護制度、今こそ、開かれた議論を!~

**********************************************************

大不況に大震災が追い打ちをかけ、生活保護受給者が急増しました。その数は、200万人
に達しています。これを受けて、生活保護制度を切り下げようという動きが、活発になって
きました。

国と地方自治体は、”有期保護””医療費一部負担”などをテーマに非公開の密室協議を
始め、8月までに「法改正を含む制度の抜本的改革案」を取りまとめるとしています。

また、社会保障審議会に設けられた生活保護基準検討部会では、「年金・最低賃金との
逆転現象解消」のため、保護基準引き下げを検討すると報道されています。

しかし、先進諸国と比べて日本の保護受給率は本当に高いのか?
増えたとされる「稼働層」は、本当に「働ける」人たちなのか?

今や「最初で最後のセーフティネット」となった生活保護を切り縮めて、この国は保つのか?

この院内集会は、関係する専門家、支援者、当事者による「現場からの訴え」です。
ぜひ、この声を聞いて下さい!

【日時】
2011年7月20日(水)12:00~14:00
(一般参加の方は11時45分から上記会館1階ロビーで通行証を配布します)

【場所】
衆議院第1議員会館 多目的ホール
http://www.shugiin.go.jp/index.nsf/html/index_kokkaimap.htm

【プログラム】(敬称略・順不同)
◇基調講演
吉永純(花園大学社会福祉部教授、元ケースワーカー)

◆特別報告「福島県・義援金による生活保護打ち切り問題の実態」
下村幸仁(山梨県立大学 人間福祉学部教授)

◇現場の声(発言予定者)
稲葉剛(NPO法人自立生活サポートセンターもやい 理事長)
赤石千依子(しんぐるまざあず・ふぉーらむ 理事)
河村直樹(全労働省労働組合 中央副執行委員長)
生活保護利用当事者の方々

◆まとめのあいさつ
尾藤廣喜(生活保護問題対策全国会議代表幹事、弁護士)

【主催】生活保護問題対策全国会議/反貧困ネットワーク

【連絡先】
〒530-0047 大阪市北区西天満3-14-16西天満パークビル3号館7階 あかり法律事務所
弁護士 小久保哲郎(TEL 06-6363-3310 FAX 06-6363-3320)


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■2

★「反貧困たすけあいネットワーク」ウェブサイト・オープンのお知らせ★

「反貧困たすけあいネットワーク」のウェブサイトが完成しました!
http://www.tasukeai-net.org/

たすけあい制度の紹介、活動報告、イベントのお知らせなど、様々な情報を掲載しています。
最新情報は、「スタッフ・ブログ」で随時更新していきますので、お気に入りに追加して、定
期的にご覧ください。

また、加入手続きが、オンラインで出来るようになりました。「入会案内」ページで、資料を
お読みいただき、手続きの流れをご確認ください。オンライン「お申し込みフォーム」に必要
事項を記入して送信すれば、申込終了です。ご不明な点は事務局までお問い合わせください。

今度とも、反貧困たすけあいネットワークをどうぞよろしくお願いいたします。

反貧困たすけあいネットワーク


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━