■1(東京)
2010年7月3日(土)14:00~17:00(開場13:40)@早稲田大学早稲田キャンパス26号館(大隈記念タワー)
「子どもの貧困と学びの保障―多様な機関の連携と外国にルーツを持つ子どもの支援を考える―」
■2(東京)【お知らせの文を更新しました】
2010年7月3日(土)13:00~17:00@弁護士会館2階講堂クレオ
日弁連シンポ「地方分権とナショナル・ミニマム」
■3(全国)【お知らせ】
ビデオ『反貧困ネットワークの歩み』をYouTubeにアップしました
■4(全国)
安全・安心・無農薬!「三里塚ワンパック野菜」~ひとあじ違った野菜を食べてみませんか~
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■1
なくそう!子どもの貧困
「子どもの貧困と学びの保障―多様な機関の連携と外国にルーツを持つ子どもの支援を考える―」
子ども手当・高校授業料無償化の実現など、子どもや教育に関する政策は、大きな転換点を迎えてい
ます。一方、近年の市民活動の成果によって、DVや虐待などの暴力にさらされた子ども、移住(外
国人)家庭の子どもなど、特に支援が必要な子どもの存在が少しずつ社会に見えてきました。 子ども
を巡る困難な状況の背景には、「子どもの貧困」と呼 ばれる経済的な問題や社会的な孤立があると指
摘されています。多様な機関の連携と協働によるサポート体制の整備について、DV被害当事者支援
民間団体・児童相談所・学校保健室など現場からの情報発信を受けて考えます。
【日時】7月3日(土)14時00分 - 17時00分 (開場13時40分)
【場所】早稲田大学早稲田キャンパス26号館(大隈記念タワー)
地下1階多目的講義室(定員80名)
【地図】以下をご覧下さい。
http://www.waseda-pse.jp/file/File/kouken/event/2010/20100703_kouenkai.pdf
http://map.goo.ne.jp/map.php?MAP=E139.43.28.782N35.42.18.520&ZM=11
(地下鉄東西線早稲田駅 3a 出口 徒歩約5分)
早稲田高校の脇を通り、雑貨店、新宿区掲示板先の斜めの細い道に入り、
すぐ正面の黄色いタイル貼り高層ビルです。(左側に建物入口があります。 )
【講演者】
川松亮(かわまつ あきら:東京都北児童相談所 児童福祉司)
鈴木健(すずき けん:カラカサン 移住女性のためのエンパワメントセンタースタッフ)
三谷理絵子(みたに りえこ:東京都公立中学校養護教諭)
山野良一(やまの りょういち:「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワーク共同代表」)
【コーディネーター】
鳫咲子(がんさきこ:早稲田大学大学院公共経営研究科非常勤講師)
【申込み】不要・直接会場へお越しください。先着順。
※お立ち見の場合もございますので、あらかじめご了承ください。
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■2
日弁連シンポ「地方分権とナショナル・ミニマム」
日弁連は、7月3日(土)午後1時~5時まで、地方分権とナショナル・ミニマムを
テーマにシンポジウムを開催します。是非、ご参加ください(参加無料)。
詳細は以下をごらんください。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/100703_2.html
地域主権改革の関連3法案が、2010年4月28日に参議院で可決され、衆議院に
送付されました。6月10日には全国知事会など地方6団体が、菅内閣総理大臣らに
今国会での法案成立を強く要請しました。
今後、いわゆる「ひも付き補助金」の廃止や、国の出先機関の整理統合などの方針を
含めた「地域主権戦略大綱」が策定され、今年度中には第2次地域主権推進一括法案
の国会への上程が目指されています。
このような地方分権改革の動きについては、評価が分かれています。地方自治の本旨
に適うという積極的な評価と、労働・社会保障・教育・環境などの様々な分野のナ
ショナル・ミニマムが切り下げられ、社会的弱者・少数者が不利益を受け、特に財政
が悪化している自治体においては、深刻な影響を及ぼすという消極的な評価がありま
す。
そこで、地方分権改革の現状を確認し、地方分権改革は労働・社会保障などの諸分野
のナショナル・ミニマムにいかなる影響を及ぼすのか、多様な国民の意見が法案審議
に十分反映されているかどうか、今後の分権改革のあり方などについて、みなさんと
一緒に考えたいと思います。
チラシも御覧下さい。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/data/100703_2.pdf(PDF形式:125kB)
【日時】2010年7月3日(土)13:00~17:00(予定)
【場所】弁護士会館 2階講堂クレオBC(会場地図)
(千代田区霞が関1-1-3 地下鉄丸の内線・日比谷線・千代田線 「霞ヶ関駅」
B1-b出口直結)
【参加費等】参加費無料・事前申込不要
※どなたでも参加いただけます。直接会場にお越しください。
【プログラム】
>基調講演
地方分権改革の現状と労働・社会保障分野を中心としたナショナル・ミニマムへの具
体的影響
岡田広行氏(東洋経済新報社記者)
>報告
1 森崎 巌氏(全労働省労働組合中央執行委員長)2 村山祐一氏(帝京大教授)
>パネルディスカッション
○パネリスト
神野直彦氏(地域主権戦略会議構成員)
秋野純一氏(全日本自治団体労働組合社会福祉局長)
奥山幸博氏(DPI日本会議事務局次長)
岡田広行氏(東洋経済新報社記者)
○コーディネーター
岩重佳治氏(日弁連貧困問題対策本部事務局委員)
【主催】日本弁護士連合会
【問合せ先】日本弁護士連合会 人権部人権第一課
TEL:03-3580-9857 / FAX:03-3580-2896
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■3
ビデオ『反貧困ネットワークの歩み』をYouTubeにアップしました
6月9日の集会で上映した『反貧困ネットワークの歩み』(前編6分・後編6分)
をYouTubeにアップしました。
以下のYouTubeの反貧困ネットのサイトで視聴できます。
http://www.youtube.com/user/AntiPovertyNetwork
ぜひご視聴ください。
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■4
野菜の本当の味、知っていますか?
「骨抜きされた」野菜に慣れていませんか?
安全・安心・無農薬!「三里塚ワンパック野菜」
~ひとあじ違った野菜を食べてみませんか~
「三里塚ワンパック野菜」は、無農薬野菜の産地直送グループです。
私たちは、千葉県成田市とその周辺の北総台地の肥沃な畑で完全無農薬・有機栽培で野菜を
つくり、1976年より直接、消費者の方々に野菜を届けてまいりました。堆肥をつくり、農薬
・化学肥料は一切使わず、主に路地で育てた旬の新鮮な野菜を毎回10種類前後(季節によっ
て野菜の種類や量は変わります)をセットにしてお届けしています。どうぞご利用ください。
★★★産直野菜セットメニュー★★★
ご家族の人数・規模に応じて選べる5種類
毎週月・金発送、火・土到着(地域によって到着日の異なる場合があります)
【M便】(根菜、葉物などあわせて10種類前後の野菜をセット)
→ 2,842円/回
【M畑そのまんま便】(予定以上の野菜が取れたときM便の種類や量を超えてセット)
→ 2,842円/回
【S便】(M便と同じ種類の野菜でM便の約7割の量)
→ 2,537円/回
【SS便】(M便と同じ種類の野菜でM便の約半分の量)
→ 2,030円/回
【葉物便】(根菜は入らず、葉物や成り物(ナス、きゅうりなど枝やつるにできる実)のセット)
→ 2,131円/回
※野菜の種類は、2週間ごとに変わります。
※すべて送料込み。ただし、遠距離は別途遠距離費用、また夏期は別途クール便代がかかります。
※上記以外にも、一種類からの単品野菜や卵、農産加工品(味噌やせんべい、純米酒など)も扱っ
ています。
★★★★★★
●割安です!
ワンパック野菜(6月下旬のM便) 他社の野菜セットの一例:
・真竹の竹の子1本 ・レタス1個
・じゃがいも800g ・ピーマン150g
・玉ねぎ500g ・きゅうり3本
・赤玉ねぎ200g ・小松菜200g
・コスレタス1個 ・インゲン80g
・ソラマメ500g ・サラダ用かぼちゃ1個
・ズッキーニ1本 ・ミニトマト150g
・リーフレタス1個 ・モロヘイヤ100g
・水菜400g
・春菊400g
・オカヒジキ100g
・ラディッシュ5個
・ニンニク1個
野菜13種で2,842円(送料込み) 野菜8種で2,600円(送料込まず)
⇒野菜の種類・量の面でオトクです!
●購入した方々の声
「野菜本来の姿をした野菜は、野菜の味がしっかりします」
「スーパーではほとんど出会えない味の濃い野菜をおいしくいただいています」
「あまりなじみのない野菜が届いたりもして、おもしろいです」
「旬に忠実な野菜がはいっていて、野菜が季節を教えてくれるのを楽しみにしています」
「エネルギーのある野菜たちで、料理をするかいがあります」
【ご注文先・お問合せ先】
農事組合法人 「三里塚ワンパック野菜」
E-mail:onepack@vesta.ocn.ne.jp
TEL:0476-73-3973(月・水・金曜日の午前9時~午後6時)
FAX:0476-73-3974
ホームページ:http://www11.ocn.ne.jp/~onepack/index.html
※お問いあわせ、ご注文の際には、メールニュースを見た、とお伝えください。
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イベント等のお知らせになります。本ブログの記載内容は、転送・転載歓迎です。
2010年6月26日土曜日
2010年6月20日日曜日
2010年6月20日発行のメールニュースより
■1(全国)
2010年6月23日(水)を中心に、他日程有り
「子どもの貧困 生活費・教育費ホットライン」実施のお知らせ
■2(名古屋)
2010年6月28日(月)13:10~(集合13:00)@名古屋地方裁判所岡崎支部303号法廷
6月28日(月)貧困ビジネスを告発する「S工業訴訟」の傍聴を!
■3(東京)
2010年7月3日(土)13:00~17:00@弁護士会館2階講堂クレオ
日弁連シンポ「地方分権とナショナル・ミニマム」
■4(東京)
2010年7月3日(土)開場18:30~ 開演19:00(終了予定22:00)@渋谷アップリンク・ファクトリー
ストップ!自殺 ~どん底からの出発~
■5(全国)【お知らせ】
生活保護問題対策全国会議の生活保護申請マニュアル2010年度版が発行されました。
■6(全国)【お知らせ】
「自殺と貧困から見えてくる日本 レポートブック」7月初旬発売のお知らせ
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■1
「子どもの貧困ホットライン」実施のお知らせ
日弁連では、「子どもの貧困生活費・教育費ホットライン」を
6月23日を中心として各地で開催いたします。
【フリーダイヤル】0120-419-783
です。
昨今の経済状況において、子どもの貧困は大きな問題になっています。病院に行くこ
とができない、食事をとることができない、満足な教育を受けることができない等、
貧困の拡大が子どもの健康や教育を脅かしています。
このような現状に鑑み、日弁連では、子どもたちの生活や教育にまつわる貧困の実態
を把握し、生活や教育の支援制度等に関する情報を提供し、改善に導くアドバイスを
行うホットラインを実施することといたしました。
各地の弁護士会において、 2010年6月23日(水)を中心とした日程で、フリー
ダイヤル【0120-419783】(よういく なやみ)で実施いたします。(た
だし、弁護士会によって、開催の有無、日時が異なり、独自の電話番号を設定してい
る会もございますので、必ず下記の「実施予定一覧」をご確認のうえ、おかけくださ
い。)
また、上記フリーダイヤルを始め、各地のホットライン専用電話番号は、実施日時以
外はご利用になれませんので、ご注意ください。
【実施予定一覧(2010/6/8現在)】
弁護士会 実施日 統一電話番号の使用について 回線数 時間帯
(使用する会は○)
<北海道>
・札幌 6月29日 ○ 4 午前10時~午後9時
・函館 6月25日 ×(0138-41-0232) 1 午前10時~午後4時
・旭川 6月23日 ○ 2 午前10時~午後3時
・釧路 6月23日 ○ 1 午前10時~午後4時
<東北>
・青森 6月23日 ×(017-763-4671) 2 午後1時~午後4時
・仙台 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・福島県 6月23日 ○ 2 午後1時~午後4時
・山形県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後3時
・岩手 6月26日 ○ 4 午前10時~午後3時
・秋田 6月23日 ○ 1 午前10時~午後3時
<関東>
東京
・第一東京 6月23日 ○ 4 午前10時~午後4時
第二東京
・横浜 6月23日 ○ 5 午前10時~午後4時
・埼玉 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・千葉県 6月23日 ○ 1 午前10時~午後10時
・茨城県 6月24日 ○ 1 午後1時~午後5時
・栃木県 6月23日 ×(028-650-1022) 2 午後2時~午後6時
・静岡県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後10時
・長野県 6月25日 ×(026-232-1651) 1 午後1時~午後4時
・新潟県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
<中部>
・愛知県 6月21日 ○ 5 午前10時~午後7時30分
・三重 6月23日 ○ 1 午前10時~午後0時
・岐阜県 6月23日 ○ 2 午後3時~午後7時
・金沢 6月23日 ○(面談も実施) 2 午後2時~午後4時
・福井 6月26日 ○ 1 午前10時~午後4時
・富山 6月24日 ×(076-421-4901) 1 午前10時~午後4時
<近畿>
・大阪 6月23日 ○ 2 午前10時~午後6時
・兵庫県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・奈良 6月23日 ○ 2 午後1時~午後7時
・滋賀 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・和歌山 6月24日 ○(面談も実施) 2 午後1時~午後4時
<中国地方>
・広島 6月23日 ○ 1 午前10時~午後4時
・山口県 6月25日 ×(083-920-8732) 1 午前10時~午後4時
・岡山 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・鳥取県 6月24日 ×(0857-39-0510) 1 午前10時~午後4時
・島根県 6月21日 ○ 2 午前10時~午後4時
<四国>
・香川県 6月23日 ○ 1 午前10時~午後4時
・徳島 6月26日 ×(088-652-5908) 2 午前10時~午後4時
・高知 6月18日 × 午前10時~午後4時
<九州>
・福岡県 6月19日 ○ 2 午前10時~午後7時
・佐賀県 6月26日 ○ 2 午前10時~午後0時
・大分県 6月23日 ○ 2 午後1時~午後7時
・熊本県 6月23日 ○(面談も実施) 2 午前10時~午後6時
・鹿児島県 6月23日 ○(面談も実施) 1 午後3時~午後5時
・宮崎県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後7時
下記ホームページからチラシ・実施一覧もダウンロードできます。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/100618_29.html
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■2
6月28日(月)貧困ビジネスを告発する「S工業訴訟」の傍聴を!
ホームレス等の生活困窮者を対象に宿所を提供する代わりに生活保護費から高額の
費用を徴収して利潤を上げる「無料低額宿泊所や無届施設」の運営実態が「貧困ビジ
ネス」として社会問題となっています。
Aさんら原告3名は、いずれも人材派遣会社S工業の運営する無料低額宿泊所(そ
の前は無届け施設)の元入居者で、今年2月9日にS工業に対して損害賠償などを求め
て名古屋地裁岡崎支部に提訴しました。
6月28日(月)3回目の裁判(口頭弁論)が岡崎で開かれます。
【日時】6月28日(月)1時10分 (集合1時)
【場所】名古屋地方裁判所岡崎支部 303号法廷。
終了後、弁護団から口頭弁論について説明などをしてもらいます。
6月28日(月)貧困ビジネスを告発する「S工業訴訟」の傍聴を!
ホームレス等の生活困窮者を対象に宿所を提供する代わりに生活保護費から高額の
費用を徴収して利潤を上げる「無料低額宿泊所や無届施設」の運営実態が「貧困ビジ
ネス」として社会問題となっています。
生活保護費は憲法25条の生存権を実現するための最低生活費であり、第三者が搾取
をすれば最低生活を維持できないことに直結する重大な問題です。
Aさんら原告3名は、いずれも人材派遣会社S工業の運営する無料低額宿泊所
(注:2009年7月31日までは無届施設)K寮の元入居者で、2010年2月9日にS工業に
対して損害賠償などを求めて名古屋地裁岡崎支部に提訴しました。
6月28日(月)1時10分より、岡崎支部で3回目の裁判(口頭弁論)が開かれます。
みなさん。ぜひ傍聴に駆けつけ、原告を励まし、この訴訟を支援してください。
【原告3人とS工業との関わり】
Aさん(59歳)とBさん(45歳)は、2008年秋以降の世界的な不況により、野宿状態
に追い込まれ、2009年3月21~22日の愛知派遣村実行委員会主催の岡崎での駆け込み
相談会に行き、後日岡崎市役所に行き生活保護申請をしました。AさんもBさんも、
それぞれ岡崎市役所職員からS工業従業員が待機する相談室に案内され、その場で従
業員から住居が決まった旨の説明をされ、S工業のK寮に入居するための「賃貸契約
書」と「嘆願書」への書名捺印を求められ、生活申請後の一時的な住居と考えて、そ
れに応じました。
Cさん(41歳)は、2007年6月頃よりS工業に雇用されK寮に入居した。2009年2月頃
業務中の自動車事故による損害金名目で金銭支払いを請求され、弁済のために解雇扱
いで失業保険受給を指示され、その後生活保護受給を指示され、大半の金額を会社に
徴収されていました。
【S工業の運営する無料低額宿泊所(無届施設)K寮の実態】
1.無届施設時は、居室の居住スペースは3畳半程度で、風呂・トイレ・台所
等の水回りはなしで、居室料 3万7000円、その他に管理費3万円、布団レンタル代
1000円、冷蔵庫レンタル代300円、洗濯機使用料1回200円、電気代実費等を徴収され
ました。
生活保護費は、住宅扶助3万7000円、生活扶助7万4260円。保護受給者の手元に残るの
は3万7000円~4万円程度で、これで食事その他を全て賄う必要がりました。
2.無料低額宿泊所時は、居室料3万7000円、食費(朝夕食のみ)2万7000円、施設
運営費1万5000円、管理費5000円、共益費3000円、水道光熱費5000円~7000円程度
で、洗濯機使用料1回200円などを徴収されました。
食事は、朝食が毎月配布される米(粗悪米)を自分で炊くよう指示され、生卵、イ
ンスタント味噌汁1パック。夕食は弁当。ただし、朝食の生卵、夕食の米は、不足
して全員に行き届かないことがありました。
保護費のうち手元に残るのは2万円弱で、これで昼食その他を賄う必要がありまし
た。
3.その他の運営上の問題点としては、入居者に、外出先や目的を「お出かけ報告
ノート」に記載するよう要求。生活保護費の支給日は、社員が生活保護受給者を市役
所まで送迎し、市役所ケースワーカーから保護費を受け取る席に毎回入居者の左右を
挟む形で同席。施設に戻ると全員を集めて費用を徴収しました。プライバシーの侵害
と言えます。
【原告3人の訴え内容】
1.不法行為に基づく損害賠償請求(3人)
Aさんらが厳しい野宿生活という窮迫状態にあり、住居を確保して生活保護を受給す
るためにはS工業の示す条件で契約を締結するほかない事情にあることに乗じて、S
工業が上記のように不相当に高額な代金を示して契約をさせたことは不法行為であ
り、その損害賠償として、Aさんらが徴収されていた諸費用、慰謝料などを支払うこ
と。
2.不当利得返還請求(3人)
法律的には、他人の窮迫・軽率・無経験等に乗じて著しく不相当な財産的給付を約束
させる行為は暴利行為にあたり、任意の契約という形式にかかわらず公序良俗に反し
無効となる。Aさんらとの間で締結された施設利用契約は、Aさんらの困窮状態、無
知識に乗じていること、提供するサービスと対価が見合わないこと、最低生活費を搾
取され自立への準備もできず、この契約から脱する自由がなかったことなどの情を総
合すると暴利行為といえ、公序良俗に反し無効である。
そこで、不当利得に基づき、原告らから徴収した金額の返還をすること。
3.債務がないのに弁済をさせられた金額の返還請求(非債弁済)(Cさん)
Cさんが損害金の弁済名目で失業保険や生活保護費から徴収されていた金額を、不当利
得として返還をすること。
(注:無料低額宿泊所とは)
「生計困難者のために、無料又は低額な料金で簡易住宅を貸し付け、又は宿泊所その
他施設を利用させる」ことを内容とする第2種社会福祉事業(社会福祉法第2条第3項
第8号)として運営される施設。
【訴訟の進行状況】
1.第1回口頭弁論(3月29日)
被告A工業側は、「この訴訟は原告らの金目当ての訴訟」というような主張をしてい
ます。そればかりか、裁判以外の場で、Aさんたちについて、金目当てで色々なとこ
ろを訴えている詐欺の常習者などという事実無根の情報を流したり、人格攻撃をする
ような言動をしています。こうした言動をしていることは、いかにS工業が社会福祉
事業の担い手として不適切であったかを示すものといえます。
2.第2回口頭弁論(5月10日)
@ 第2回口頭弁論期日前にS工業はCさんの代理人に交通事故「賠償金」に関連
して送金してきたのですが、公判でCさんの代理人が追及したところ、被告代理人は
Cさんの請求を認めた上で弁済の一部を送金したことを認めました。早速前進です。
@ また、S工業が「自立のために生活相談等をしている」というのですが、原告
代理人はその内容を明らかにすべきであると迫りましたし、裁判長も被告が負担した
実費や提供したサービス内容、原告らにどのような支援を行っていたかを明らかにす
ることを求めました。次回どういう回答をしてくるか楽しみです。
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■3
日弁連シンポ「地方分権とナショナル・ミニマム」
日弁連は、7月3日(土)、地方分権とナショナル・ミニマムに関するシンポジウムを
開催します。
是非ご参加ください(参加無料)。
テーマ:「地方分権とナショナル・ミニマムのあり方を考える」
【日時】2010年7月3日(土)午後1時~5時
【場所】弁護士会館2階講堂クレオ
【内容】1 講演 岡田広行(東洋経済記者)
「地方分権改革の現状と労働・社会保障分野を中心としたナショナル・ミニ
マムへの具体的影響」
2 報告
(1) 労働行政の現場から 森崎 巌(全労働省労働組合中央執行委員長)
(2) 子育てと地方分権 村山祐一(帝京大学教職大学院教授)
3 パネルディスカッション
(パネリスト)
神野直彦(地域主権戦略会議議員)
秋野純一(自治労社会福祉局長)
奥山幸博(DPI日本会議事務局次長)
岡田広行(東洋経済記者)
【主催】日本弁護士連合会(担当 人権第1課 TEL:03-3580-9504 FAX:03-3580-2896)
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3
趣旨:
地域主権改革の関連3法案が、本年4月28日参議院で可決され衆議院に送付され
ており、6月10日には全国知事会など地方6団体が菅直人総理に今国会での法案成立
を強く要請しました。
また、今後,いわゆる「ひも付き補助金」の廃止や国の出先機関の整理統合などの
方針を含めた「地域主権戦略大綱」が策定され,今年度中には第2次地域主権推進一
括法案の国会への上程が目指されています。
このような地方分権改革の動きについては評価が分かれています。地方自治の本旨
に適うという積極的な評価と、労働,社会保障,教育,環境などの様々な分野のナ
ショナル・ミニマムが切り下げられ、社会的弱者・少数者が不利益を受け、特に財政
が悪化している自治体においては深刻な影響を及ぼすといった消極的な評価があると
ころです。
そこで、地方分権改革の現状を確認し、地方分権改革は労働・社会保障などの諸分
野のナショナル・ミニマムにいかなる影響を及ぼすのか、多様な国民の意見が法案審
議に十分反映されているか否か、今後の分権改革のあり方など、みなさんと一緒に考
えたいと思います。
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■4
ストップ!自殺 ~どん底からの出発~
自殺予防イベント。インターネット動画で生中継。
依存症、社会不安、DV体験、引きこもり、摂食障害、うつ病、貧困、ゲイ、薬物乱用
・・・、
様々な「葛藤」を乗り越えた5人の自殺未遂経験者による自作詩朗読・歌唱・トーク
によるメッセージ。
■出演 (5人の自殺未遂経験者)
・月乃光司
依存症・引きこもり・リストカット・薬物乱用体験者
・アイコ
家族問題・DV被害・社会不安・リストカット体験者
・葛原りょう
貧困・不登校・喘息・アトピ・いじめ被害・切腹体験者
・Pooco
摂食障害・うつ病・自傷依存体験者
・シュウヘイ
ゲイ、リストカット、薬物乱用体験者。
■ゲスト
さかもと未明さん(漫画家・作家) 難病体験と歌唱によるメッセージ
香山リカさん(精神科医) 「それでも生きていく生き方」トーク
湯浅誠氏(もやい事務局長) 経済的問題に対するケーススタディ
小林美佳さん(性犯罪被害にあうということ著者) 性犯罪被害体験とその後の生き
方トーク
しんぞう(画家・性犯罪被害・家族問題) 性犯罪被害体験と家族問題トーク
伴奏:タダフジカ(ギタリスト)
司会:松本卓也(映画監督)
【日時】2010年7月3日(土)開場18時30分~ /開演19時00分(終了予定22時)
【会場】渋谷アップリンク・ファクトリー
(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F tel.03-6825-5502)
【料金】1,500円(ドリンク代別途)
【イベント予約】
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003603.php
【問い合わせ】TEL 070-6666-9940(実行委員会)
【主催】月乃光司
【インターネット中継】
オールニートニッポン
インターネット動画生中継(18:55~放送開始)
http://www.allneetnippon.jp/
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■5
生活保護問題対策全国会議の生活保護申請マニュアル2010年度版が発行されました。
2年ぶりの大(?)改訂で、初版に比べると1.5倍の厚さになっていますが、
値段は据え置きの1500円です。みなさまぜひお求め下さい。
必携 法律家・支援者のための生活保護申請マニュアル 2010年度版
付録:最低生活費計算ソフト・書式入りCD
自殺や多重債務、犯罪の背景に貧困があります。
この貧困が増大する日本社会で、
最後のセーフティネットと言われる生活保護制度について、
52 項目にわたるQ&Aでわかりやすく解説しました。
生活保護申請支援者必携の1冊です。
「生きる権利」を守る生活保護を、あなたの目の前にいる人に・・・
2010年度版
☆★以下の改訂を含む最新情報を掲載!★☆★
1 実施要領、別冊問答集の改訂(自動車保有、扶養義務、過払い金の扱い等)、
2 最低生活基準の改訂(母子加算復活、子ども手当等)
3 路上からの保護についての運用改善
4 無料低額宿泊所に関するQ&Aの新設
5 通院移送費の運用改善(2010年4月から制限通知撤廃)
6 第2のセーフティネットと生活保護について(制度の比較、得失表)
7 仮の義務付け、執行停止、証拠保全(ケース記録全面開示)等、最新の判例
編著:生活保護問題対策全国会議 発行:全国クレジット・サラ金問題対策協議会
発行日:2010年6月5日 概要:B5版・CD付き 価格:1冊1,500円(価格据置き!)
執筆者(アイウエオ順)
大口耕吉郎(全大阪生活と健康を守る会連合会)
木谷公士郎(カトリック社会活動神戸センター)
木原万樹子(大阪弁護士会)
小久保哲郎(大阪弁護士会)
徳武聡子(大阪司法書士会)
舟木 浩(京都弁護士会)
森川 清(東京弁護士会)
吉田雄大(京都弁護士会)
監修
村田悠輔(東京自治問題研究所研究員)
吉永 純(花園大学社会福祉学部教授)
【問い合わせ】
司法書士徳武聡子(電話072-970-2232)
お申込は072-970-2233 へFAXを。
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■6
自殺問題、貧困問題を考える原点
2010年3月10日に開催されたシンポジウム
「自殺と貧困から見えてくる日本」が本になりました。
[自殺と貧困から見えてくる日本 レポートブック]
*当書籍の売り上げの50パーセントは
貧困問題/自殺問題対策の活動費に充てられます
監修 反貧困ネットワーク
NPO法人自殺対策支援センターライフリンク
【発売】2010年7月初旬
【価格】1200円(税込み)
【発売元】株式会社ビサイドWIS出版サービス
(担当 中田)
〒103-3711 東京都中央区日本橋3-2-14 日本橋KNビル4F
TEL:03-5201-3018
FAX:03-5201-3712
◆当書にて思いを語った方々
中下 大樹(僧侶)/山本 創(患者の生活・就労をつむぐ会)/中島 実優(大学生)/鳩山 由紀
夫(総理大臣・当時)/寺西 笑子(全国過労死を考える家族の会代表世話人)/川人 博(過労死
弁護団全国連絡会議幹事長)/本多 良男(全国クレジットサラ金被害者連絡協議会事務局長)/出
山 広之(多重債務者支援団体太陽の会相談員)/Aさん(あしなが育英会大学奨学生)/森本 早
紀(あしなが育英会大学奨学生)/長妻 昭(厚生労働大臣)/湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務
局長)/清水 康之(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表)/香山 リカ(精神科医)
/福島 瑞穂(内閣府自殺対策特命担当大臣・当時)/宇都宮 健児(日本弁護士連合会会長)/2010
年3月10日 当日、会場にいらっしゃった800名余の皆様
【当書籍ご注文希望の皆様へ】
当書籍のご購入を希望される方は、下表にお名前・ご住所、ファックス番号かメールアドレス、
ご購入予定の冊数をご記入の上、下記ファックス番号宛ご送付ください。
書籍完成次第、メールまたはファックス宛に販売のご案内を送付させていただきます。
本書籍の通販購入には、別途送料/代引き手数料がかかります
【FAX番号】
◆FAX:03-5201-3712
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「自殺と貧困から見えてくる日本 レポートブック」の購入を希望します
・お名前
・ご住所 〒
・FAX番号または、メールアドレス
・ご購入予定冊数 冊
-------------------------------------------------------------------------------
2010年6月23日(水)を中心に、他日程有り
「子どもの貧困 生活費・教育費ホットライン」実施のお知らせ
■2(名古屋)
2010年6月28日(月)13:10~(集合13:00)@名古屋地方裁判所岡崎支部303号法廷
6月28日(月)貧困ビジネスを告発する「S工業訴訟」の傍聴を!
■3(東京)
2010年7月3日(土)13:00~17:00@弁護士会館2階講堂クレオ
日弁連シンポ「地方分権とナショナル・ミニマム」
■4(東京)
2010年7月3日(土)開場18:30~ 開演19:00(終了予定22:00)@渋谷アップリンク・ファクトリー
ストップ!自殺 ~どん底からの出発~
■5(全国)【お知らせ】
生活保護問題対策全国会議の生活保護申請マニュアル2010年度版が発行されました。
■6(全国)【お知らせ】
「自殺と貧困から見えてくる日本 レポートブック」7月初旬発売のお知らせ
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■1
「子どもの貧困ホットライン」実施のお知らせ
日弁連では、「子どもの貧困生活費・教育費ホットライン」を
6月23日を中心として各地で開催いたします。
【フリーダイヤル】0120-419-783
です。
昨今の経済状況において、子どもの貧困は大きな問題になっています。病院に行くこ
とができない、食事をとることができない、満足な教育を受けることができない等、
貧困の拡大が子どもの健康や教育を脅かしています。
このような現状に鑑み、日弁連では、子どもたちの生活や教育にまつわる貧困の実態
を把握し、生活や教育の支援制度等に関する情報を提供し、改善に導くアドバイスを
行うホットラインを実施することといたしました。
各地の弁護士会において、 2010年6月23日(水)を中心とした日程で、フリー
ダイヤル【0120-419783】(よういく なやみ)で実施いたします。(た
だし、弁護士会によって、開催の有無、日時が異なり、独自の電話番号を設定してい
る会もございますので、必ず下記の「実施予定一覧」をご確認のうえ、おかけくださ
い。)
また、上記フリーダイヤルを始め、各地のホットライン専用電話番号は、実施日時以
外はご利用になれませんので、ご注意ください。
【実施予定一覧(2010/6/8現在)】
弁護士会 実施日 統一電話番号の使用について 回線数 時間帯
(使用する会は○)
<北海道>
・札幌 6月29日 ○ 4 午前10時~午後9時
・函館 6月25日 ×(0138-41-0232) 1 午前10時~午後4時
・旭川 6月23日 ○ 2 午前10時~午後3時
・釧路 6月23日 ○ 1 午前10時~午後4時
<東北>
・青森 6月23日 ×(017-763-4671) 2 午後1時~午後4時
・仙台 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・福島県 6月23日 ○ 2 午後1時~午後4時
・山形県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後3時
・岩手 6月26日 ○ 4 午前10時~午後3時
・秋田 6月23日 ○ 1 午前10時~午後3時
<関東>
東京
・第一東京 6月23日 ○ 4 午前10時~午後4時
第二東京
・横浜 6月23日 ○ 5 午前10時~午後4時
・埼玉 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・千葉県 6月23日 ○ 1 午前10時~午後10時
・茨城県 6月24日 ○ 1 午後1時~午後5時
・栃木県 6月23日 ×(028-650-1022) 2 午後2時~午後6時
・静岡県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後10時
・長野県 6月25日 ×(026-232-1651) 1 午後1時~午後4時
・新潟県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
<中部>
・愛知県 6月21日 ○ 5 午前10時~午後7時30分
・三重 6月23日 ○ 1 午前10時~午後0時
・岐阜県 6月23日 ○ 2 午後3時~午後7時
・金沢 6月23日 ○(面談も実施) 2 午後2時~午後4時
・福井 6月26日 ○ 1 午前10時~午後4時
・富山 6月24日 ×(076-421-4901) 1 午前10時~午後4時
<近畿>
・大阪 6月23日 ○ 2 午前10時~午後6時
・兵庫県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・奈良 6月23日 ○ 2 午後1時~午後7時
・滋賀 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・和歌山 6月24日 ○(面談も実施) 2 午後1時~午後4時
<中国地方>
・広島 6月23日 ○ 1 午前10時~午後4時
・山口県 6月25日 ×(083-920-8732) 1 午前10時~午後4時
・岡山 6月23日 ○ 2 午前10時~午後4時
・鳥取県 6月24日 ×(0857-39-0510) 1 午前10時~午後4時
・島根県 6月21日 ○ 2 午前10時~午後4時
<四国>
・香川県 6月23日 ○ 1 午前10時~午後4時
・徳島 6月26日 ×(088-652-5908) 2 午前10時~午後4時
・高知 6月18日 × 午前10時~午後4時
<九州>
・福岡県 6月19日 ○ 2 午前10時~午後7時
・佐賀県 6月26日 ○ 2 午前10時~午後0時
・大分県 6月23日 ○ 2 午後1時~午後7時
・熊本県 6月23日 ○(面談も実施) 2 午前10時~午後6時
・鹿児島県 6月23日 ○(面談も実施) 1 午後3時~午後5時
・宮崎県 6月23日 ○ 2 午前10時~午後7時
下記ホームページからチラシ・実施一覧もダウンロードできます。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/event/100618_29.html
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■2
6月28日(月)貧困ビジネスを告発する「S工業訴訟」の傍聴を!
ホームレス等の生活困窮者を対象に宿所を提供する代わりに生活保護費から高額の
費用を徴収して利潤を上げる「無料低額宿泊所や無届施設」の運営実態が「貧困ビジ
ネス」として社会問題となっています。
Aさんら原告3名は、いずれも人材派遣会社S工業の運営する無料低額宿泊所(そ
の前は無届け施設)の元入居者で、今年2月9日にS工業に対して損害賠償などを求め
て名古屋地裁岡崎支部に提訴しました。
6月28日(月)3回目の裁判(口頭弁論)が岡崎で開かれます。
【日時】6月28日(月)1時10分 (集合1時)
【場所】名古屋地方裁判所岡崎支部 303号法廷。
終了後、弁護団から口頭弁論について説明などをしてもらいます。
6月28日(月)貧困ビジネスを告発する「S工業訴訟」の傍聴を!
ホームレス等の生活困窮者を対象に宿所を提供する代わりに生活保護費から高額の
費用を徴収して利潤を上げる「無料低額宿泊所や無届施設」の運営実態が「貧困ビジ
ネス」として社会問題となっています。
生活保護費は憲法25条の生存権を実現するための最低生活費であり、第三者が搾取
をすれば最低生活を維持できないことに直結する重大な問題です。
Aさんら原告3名は、いずれも人材派遣会社S工業の運営する無料低額宿泊所
(注:2009年7月31日までは無届施設)K寮の元入居者で、2010年2月9日にS工業に
対して損害賠償などを求めて名古屋地裁岡崎支部に提訴しました。
6月28日(月)1時10分より、岡崎支部で3回目の裁判(口頭弁論)が開かれます。
みなさん。ぜひ傍聴に駆けつけ、原告を励まし、この訴訟を支援してください。
【原告3人とS工業との関わり】
Aさん(59歳)とBさん(45歳)は、2008年秋以降の世界的な不況により、野宿状態
に追い込まれ、2009年3月21~22日の愛知派遣村実行委員会主催の岡崎での駆け込み
相談会に行き、後日岡崎市役所に行き生活保護申請をしました。AさんもBさんも、
それぞれ岡崎市役所職員からS工業従業員が待機する相談室に案内され、その場で従
業員から住居が決まった旨の説明をされ、S工業のK寮に入居するための「賃貸契約
書」と「嘆願書」への書名捺印を求められ、生活申請後の一時的な住居と考えて、そ
れに応じました。
Cさん(41歳)は、2007年6月頃よりS工業に雇用されK寮に入居した。2009年2月頃
業務中の自動車事故による損害金名目で金銭支払いを請求され、弁済のために解雇扱
いで失業保険受給を指示され、その後生活保護受給を指示され、大半の金額を会社に
徴収されていました。
【S工業の運営する無料低額宿泊所(無届施設)K寮の実態】
1.無届施設時は、居室の居住スペースは3畳半程度で、風呂・トイレ・台所
等の水回りはなしで、居室料 3万7000円、その他に管理費3万円、布団レンタル代
1000円、冷蔵庫レンタル代300円、洗濯機使用料1回200円、電気代実費等を徴収され
ました。
生活保護費は、住宅扶助3万7000円、生活扶助7万4260円。保護受給者の手元に残るの
は3万7000円~4万円程度で、これで食事その他を全て賄う必要がりました。
2.無料低額宿泊所時は、居室料3万7000円、食費(朝夕食のみ)2万7000円、施設
運営費1万5000円、管理費5000円、共益費3000円、水道光熱費5000円~7000円程度
で、洗濯機使用料1回200円などを徴収されました。
食事は、朝食が毎月配布される米(粗悪米)を自分で炊くよう指示され、生卵、イ
ンスタント味噌汁1パック。夕食は弁当。ただし、朝食の生卵、夕食の米は、不足
して全員に行き届かないことがありました。
保護費のうち手元に残るのは2万円弱で、これで昼食その他を賄う必要がありまし
た。
3.その他の運営上の問題点としては、入居者に、外出先や目的を「お出かけ報告
ノート」に記載するよう要求。生活保護費の支給日は、社員が生活保護受給者を市役
所まで送迎し、市役所ケースワーカーから保護費を受け取る席に毎回入居者の左右を
挟む形で同席。施設に戻ると全員を集めて費用を徴収しました。プライバシーの侵害
と言えます。
【原告3人の訴え内容】
1.不法行為に基づく損害賠償請求(3人)
Aさんらが厳しい野宿生活という窮迫状態にあり、住居を確保して生活保護を受給す
るためにはS工業の示す条件で契約を締結するほかない事情にあることに乗じて、S
工業が上記のように不相当に高額な代金を示して契約をさせたことは不法行為であ
り、その損害賠償として、Aさんらが徴収されていた諸費用、慰謝料などを支払うこ
と。
2.不当利得返還請求(3人)
法律的には、他人の窮迫・軽率・無経験等に乗じて著しく不相当な財産的給付を約束
させる行為は暴利行為にあたり、任意の契約という形式にかかわらず公序良俗に反し
無効となる。Aさんらとの間で締結された施設利用契約は、Aさんらの困窮状態、無
知識に乗じていること、提供するサービスと対価が見合わないこと、最低生活費を搾
取され自立への準備もできず、この契約から脱する自由がなかったことなどの情を総
合すると暴利行為といえ、公序良俗に反し無効である。
そこで、不当利得に基づき、原告らから徴収した金額の返還をすること。
3.債務がないのに弁済をさせられた金額の返還請求(非債弁済)(Cさん)
Cさんが損害金の弁済名目で失業保険や生活保護費から徴収されていた金額を、不当利
得として返還をすること。
(注:無料低額宿泊所とは)
「生計困難者のために、無料又は低額な料金で簡易住宅を貸し付け、又は宿泊所その
他施設を利用させる」ことを内容とする第2種社会福祉事業(社会福祉法第2条第3項
第8号)として運営される施設。
【訴訟の進行状況】
1.第1回口頭弁論(3月29日)
被告A工業側は、「この訴訟は原告らの金目当ての訴訟」というような主張をしてい
ます。そればかりか、裁判以外の場で、Aさんたちについて、金目当てで色々なとこ
ろを訴えている詐欺の常習者などという事実無根の情報を流したり、人格攻撃をする
ような言動をしています。こうした言動をしていることは、いかにS工業が社会福祉
事業の担い手として不適切であったかを示すものといえます。
2.第2回口頭弁論(5月10日)
@ 第2回口頭弁論期日前にS工業はCさんの代理人に交通事故「賠償金」に関連
して送金してきたのですが、公判でCさんの代理人が追及したところ、被告代理人は
Cさんの請求を認めた上で弁済の一部を送金したことを認めました。早速前進です。
@ また、S工業が「自立のために生活相談等をしている」というのですが、原告
代理人はその内容を明らかにすべきであると迫りましたし、裁判長も被告が負担した
実費や提供したサービス内容、原告らにどのような支援を行っていたかを明らかにす
ることを求めました。次回どういう回答をしてくるか楽しみです。
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■3
日弁連シンポ「地方分権とナショナル・ミニマム」
日弁連は、7月3日(土)、地方分権とナショナル・ミニマムに関するシンポジウムを
開催します。
是非ご参加ください(参加無料)。
テーマ:「地方分権とナショナル・ミニマムのあり方を考える」
【日時】2010年7月3日(土)午後1時~5時
【場所】弁護士会館2階講堂クレオ
【内容】1 講演 岡田広行(東洋経済記者)
「地方分権改革の現状と労働・社会保障分野を中心としたナショナル・ミニ
マムへの具体的影響」
2 報告
(1) 労働行政の現場から 森崎 巌(全労働省労働組合中央執行委員長)
(2) 子育てと地方分権 村山祐一(帝京大学教職大学院教授)
3 パネルディスカッション
(パネリスト)
神野直彦(地域主権戦略会議議員)
秋野純一(自治労社会福祉局長)
奥山幸博(DPI日本会議事務局次長)
岡田広行(東洋経済記者)
【主催】日本弁護士連合会(担当 人権第1課 TEL:03-3580-9504 FAX:03-3580-2896)
〒100-0013 東京都千代田区霞が関1-1-3
趣旨:
地域主権改革の関連3法案が、本年4月28日参議院で可決され衆議院に送付され
ており、6月10日には全国知事会など地方6団体が菅直人総理に今国会での法案成立
を強く要請しました。
また、今後,いわゆる「ひも付き補助金」の廃止や国の出先機関の整理統合などの
方針を含めた「地域主権戦略大綱」が策定され,今年度中には第2次地域主権推進一
括法案の国会への上程が目指されています。
このような地方分権改革の動きについては評価が分かれています。地方自治の本旨
に適うという積極的な評価と、労働,社会保障,教育,環境などの様々な分野のナ
ショナル・ミニマムが切り下げられ、社会的弱者・少数者が不利益を受け、特に財政
が悪化している自治体においては深刻な影響を及ぼすといった消極的な評価があると
ころです。
そこで、地方分権改革の現状を確認し、地方分権改革は労働・社会保障などの諸分
野のナショナル・ミニマムにいかなる影響を及ぼすのか、多様な国民の意見が法案審
議に十分反映されているか否か、今後の分権改革のあり方など、みなさんと一緒に考
えたいと思います。
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■4
ストップ!自殺 ~どん底からの出発~
自殺予防イベント。インターネット動画で生中継。
依存症、社会不安、DV体験、引きこもり、摂食障害、うつ病、貧困、ゲイ、薬物乱用
・・・、
様々な「葛藤」を乗り越えた5人の自殺未遂経験者による自作詩朗読・歌唱・トーク
によるメッセージ。
■出演 (5人の自殺未遂経験者)
・月乃光司
依存症・引きこもり・リストカット・薬物乱用体験者
・アイコ
家族問題・DV被害・社会不安・リストカット体験者
・葛原りょう
貧困・不登校・喘息・アトピ・いじめ被害・切腹体験者
・Pooco
摂食障害・うつ病・自傷依存体験者
・シュウヘイ
ゲイ、リストカット、薬物乱用体験者。
■ゲスト
さかもと未明さん(漫画家・作家) 難病体験と歌唱によるメッセージ
香山リカさん(精神科医) 「それでも生きていく生き方」トーク
湯浅誠氏(もやい事務局長) 経済的問題に対するケーススタディ
小林美佳さん(性犯罪被害にあうということ著者) 性犯罪被害体験とその後の生き
方トーク
しんぞう(画家・性犯罪被害・家族問題) 性犯罪被害体験と家族問題トーク
伴奏:タダフジカ(ギタリスト)
司会:松本卓也(映画監督)
【日時】2010年7月3日(土)開場18時30分~ /開演19時00分(終了予定22時)
【会場】渋谷アップリンク・ファクトリー
(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F tel.03-6825-5502)
【料金】1,500円(ドリンク代別途)
【イベント予約】
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003603.php
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生活保護問題対策全国会議の生活保護申請マニュアル2010年度版が発行されました。
2年ぶりの大(?)改訂で、初版に比べると1.5倍の厚さになっていますが、
値段は据え置きの1500円です。みなさまぜひお求め下さい。
必携 法律家・支援者のための生活保護申請マニュアル 2010年度版
付録:最低生活費計算ソフト・書式入りCD
自殺や多重債務、犯罪の背景に貧困があります。
この貧困が増大する日本社会で、
最後のセーフティネットと言われる生活保護制度について、
52 項目にわたるQ&Aでわかりやすく解説しました。
生活保護申請支援者必携の1冊です。
「生きる権利」を守る生活保護を、あなたの目の前にいる人に・・・
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1 実施要領、別冊問答集の改訂(自動車保有、扶養義務、過払い金の扱い等)、
2 最低生活基準の改訂(母子加算復活、子ども手当等)
3 路上からの保護についての運用改善
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5 通院移送費の運用改善(2010年4月から制限通知撤廃)
6 第2のセーフティネットと生活保護について(制度の比較、得失表)
7 仮の義務付け、執行停止、証拠保全(ケース記録全面開示)等、最新の判例
編著:生活保護問題対策全国会議 発行:全国クレジット・サラ金問題対策協議会
発行日:2010年6月5日 概要:B5版・CD付き 価格:1冊1,500円(価格据置き!)
執筆者(アイウエオ順)
大口耕吉郎(全大阪生活と健康を守る会連合会)
木谷公士郎(カトリック社会活動神戸センター)
木原万樹子(大阪弁護士会)
小久保哲郎(大阪弁護士会)
徳武聡子(大阪司法書士会)
舟木 浩(京都弁護士会)
森川 清(東京弁護士会)
吉田雄大(京都弁護士会)
監修
村田悠輔(東京自治問題研究所研究員)
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自殺問題、貧困問題を考える原点
2010年3月10日に開催されたシンポジウム
「自殺と貧困から見えてくる日本」が本になりました。
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貧困問題/自殺問題対策の活動費に充てられます
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【発売】2010年7月初旬
【価格】1200円(税込み)
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◆当書にて思いを語った方々
中下 大樹(僧侶)/山本 創(患者の生活・就労をつむぐ会)/中島 実優(大学生)/鳩山 由紀
夫(総理大臣・当時)/寺西 笑子(全国過労死を考える家族の会代表世話人)/川人 博(過労死
弁護団全国連絡会議幹事長)/本多 良男(全国クレジットサラ金被害者連絡協議会事務局長)/出
山 広之(多重債務者支援団体太陽の会相談員)/Aさん(あしなが育英会大学奨学生)/森本 早
紀(あしなが育英会大学奨学生)/長妻 昭(厚生労働大臣)/湯浅 誠(反貧困ネットワーク事務
局長)/清水 康之(NPO法人自殺対策支援センターライフリンク代表)/香山 リカ(精神科医)
/福島 瑞穂(内閣府自殺対策特命担当大臣・当時)/宇都宮 健児(日本弁護士連合会会長)/2010
年3月10日 当日、会場にいらっしゃった800名余の皆様
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2010年6月9日水曜日
2010年6月9日発行のメールニュースより
■1(静岡)
2010年6月10日(木)10:00~@静岡地方裁判所
高齢傷病男性就労強要保護停止事件についてお知らせ・裁判支援のお願い
■2(東京)
2010年6月24日(木)18:30~20:30@エデュカス東京 地下会議室
「もう落ちるのイヤだ!~「無償化」時代の高校と高校入試を考えよう~
■3(東京)
2010年7月4日(日)13:30~16:30(開場:13:00)@東京大学駒場キャンパス18号館ホール
「東京プライド・パレード」公式プレ・イベント
東京プライド・シンポジウム ~「公共性」を再考する~
■4(全国)【お知らせ】
地域主権改革と障害者施策に関する要望書
■5(全国)【お知らせ】
「子どもの権利手帳」完成のお知らせ
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■1
高齢傷病男性就労強要保護停止事件についてお知らせ・裁判支援のお願い
皆さま
静岡から、現在の生活保護行政の動きを象徴するような驚愕すべき事件のお知らせ
です。
静岡市の葵福祉事務所は、何と64歳という高齢で、糖尿病や腰痛・膝痛に苦しむ保
護受給中の男性Aさんに対して、3ヶ月以内に「就労を開始せよ」と命じました。それ
は派遣切りが最も深刻化した一昨年末のことです。
Aさんは痛みをこらえてハローワークに通い、3件も応募して、1件は面接までこぎ着
けたものの、採用はされませんでした。健康で若い失業者があふれかえっている時期
だからというだけでなく、そもそも高齢で傷病を抱えた人を雇える企業などないでしょ
う。Aさんは応募すらなかなかできず、「求職状況報告書」を書いて提出することもで
きませんでした(ハローワークに通った記録だけでもよいはずなのに、cwは応募したき
ものしか書けないと指導していた)。
しかし、葵福祉はAさんが指示に「従わなかった」という理由で保護を昨年4月に保
護停止決定をしました。就労の場がないのはわかっているが、とにかく必死に求職活
動をして報告せよ、というのです。
Aさんは県に対して審査請求をしましたが、どういうわけか県は葵福祉の主張を鵜呑
みにして、それどころか葵福祉が主張・立証できていないことをわざわざ補ってあげ
て、Aさんの請求を棄却しました。
そして、ついにAさんは、今年4月1日に提訴しました。
このエイプリルフールのような事件は、「自立支援」という名の就労強要と排除を阻
止しうるか否か、今後の日本の方向性を決する重大な裁判となるでしょう。
こんな事件が起こるのは静岡市が極めて特殊だからというだけではありません。就
労の場もないのに「就労支援」と称する就労強要・保護からの排除を強めようしつつ
ある行政の動きを象徴するものです。
受け皿=就労場所もないのに働けと一方的に強いるのは、命綱なしでバンジージャン
プをしろと迫るようなものです。就労指導も、安心してはたらける職場をまず確保し
た上でなければ意味を持ちません。そもそも労働市場で就労自立できる能力があると
いえない高齢で疾病のある男性に就労を迫ることなど、荒唐無稽なはなしです。
ぜひ皆さんのご支援をお願いします。
★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆
第1回期日は
【日時】6月10日(木)10時から
【場所】静岡地方裁判所
★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆
///// プレス発表資料 ///////
64歳を過ぎた糖尿病・腰痛持ちの高齢男性に就労指導? 稼働能力不活用で保護停
止? まるでエイプリルフールのような事件!
【本件事件】
糖尿病と腰痛などで体調不良で、しかも64歳という高齢のMさんに対して、葵福祉事
務所は就労を開始せよとの指示を出し、これに従わなかったという理由で、2009年4
月23日、生活保護の停止決定をした(5月1日から保護を停止するという内容)。
Mさんは働くことはおろか、就職活動さえままならぬのに、しかも世紀の大不況で派
遣切りが横行し、失業者が大量続出していた時期に、驚くべき違法な処分である。30
代から50歳くらいまでの働ける健康状態の人が生活保護申請を却下されたり、保護を
打ち切りされる(停止または廃止)される事件はあっても、60歳以上の人が能力不活用
で保護を拒否されるのは全国的にも稀である。
【事実の概要】
60歳の時、仕事を失い住居を喪失したMさんは、野宿を強いられながらも警備の仕事
をして生き延びていたが、野宿のままの就労は極めて困難で、2005年5月から生活保護
を受けアパートで暮らすようになった。その後も仕事を続けたが、糖尿病と腰痛・膝
痛など体調不良で辞めざるを得なかった。それでも葵福祉事務所はMさんに仕事をする
ように指示し、Mさんも一度は新たに職を見つけ、2006年8月から働いたが、やはり体
調不良で就労し続けることは困難であった。
2008年12月5日、葵福祉事務所は、体調不良でもうすぐ64歳になるMさんに対して、
2009年1月30日までに就労を開始せよ等の指示を出した。日常生活にさえ支障を来して
いたMさんにとってはハローワークに通うことさえ困難であったが、それでも仕事探し
をして、3つの事業所に応募し、面接も1つ受けた。しかし、高齢に加え体調不良のた
め採用されることはなかった。
ところが、高齢と体調不良を押して就職活動をしたMさんに対して、なんと葵福祉事
務所は、指示通りに働こうとしなかったという理由で、2009年4月23日、保護停止決定
をした。そのためMさんは家賃も払えず、再度野宿になる危機に見舞われた。
そこで、6月26日に県知事に対して停止処分の取消の審査請求をし、執行停止を申し
立てた。知事は申立を認めて執行停止決定を行ったが(7月1日)、葵福祉の不十分な弁
明を職権で補うという不公正な態度で審査請求を棄却した。
しかし、医師の診断によれば、そもそもMさんに「稼働能力」がないことは明らかで
あった。さらに、2009年の年初から春にかけては、まさに派遣切りが横行した時期で、
若く健康な人々でさえ就労が困難だった時期であり、高齢で体調不良のMさんが雇用さ
れる見込みなどなかったのは明白であった。
【違法性について】
生活保護法4条1項は、保護の要件として「資産」と「能力」の「活用」を定めてい
る。
「能力」とは稼働能力、企業などで就労して働く能力のことである。これは単に寝起
きや歩行等を自力でできるという程度の能力ではなく、企業での就労に耐えうる能力
である。しかし、Mさんは糖尿病、腰痛・膝痛などで起居にも痛みがともない、就労に
耐えうる状態ではなかった。それは医師の診断書でも明らかである。
一般に年金制度との関係から65歳以上の人は稼働能力がなく、65歳未満の人は稼働
能力があるとみなされている。しかし、能力には個人差があり、体調の違いもある。
にもかかわらず、葵福祉事務所は、Mさんの体調のことなどまったく考慮せず、単にM
さんが65歳未満であるという形式的な理由だけで、就労を指示し、それに従わなかっ
たという理由で保護を停止したのである。
葵福祉は、そもそもMさんには稼働能力がないのに、不況による就職難の時期に、個
人的な事情も客観的な事情もすべて無視して、一方的に就労開始を指示した。しかも、
無理して求職活動をしたMさんに対して、無情にも保護停止をして、住居喪失と生命の
危機に直面させたのである。
葵福祉事務所が、県知事の棄却裁決後、再度保護を停止され危機状態に陥ったMさん
に対して、12月8日、「ライフライン停止が迫っており、急迫状態と認められるため」
保護を再開したことは、葵福祉事務所自身が、Mさんには就労により生活費を得ること
ができないことをはっきりと認識していた証左である。
葵福祉事務所長による保護停止は、働く能力がない人に無理やり就労を迫るという
違法な指示違反を理由としたもので、正当な理由がなく、違法なのは火を見るよりも
明らかである。
(参考)生活保護法
4条 保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるもの
を、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる。
27条 保護の実施機関は、被保護者に対して、生活の維持、向上その他保護の目的達
成に必要な指導又は指示をすることができる。
2 前項の指導又は指示は、被保護者の自由を尊重し、必要の最少限度に止めなけれ
ばならない。
3 第一項の規定は、被保護者の意に反して、指導又は指示を強制し得るものと解釈
してはならない。
56条 被保護者は、正当な理由がなければ、既に決定された保護を、不利益に変更さ
れることがない。
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■2
「もう落ちるのイヤだ!~「無償化」時代の高校と高校入試を考えよう~
【日時】6月24日(木)18:30~20:30
【場所】エデュカス東京:地下会議室(JR市ヶ谷、四谷駅より、地:麹町駅すぐ)
【主催】都教組高校対策委員会
*東京の高校入試:今春の異常事態(定時制二次で313人不合格。4月8日「追加募集」発表)
それでも「選択と競争の時代」(石原都知事)を強化する高校入試の改変が準備されています。
12年入試から「千葉」「埼玉」も変わります。授業料「無償化」時代の高校、高校入試
私たちから「変える」視点を提示したいと。
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■3
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「東京プライド・パレード」公式プレ・イベント
東京プライド・シンポジウム
~「公共性」を再考する~
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今年、3年ぶりに復活する東京プライドパレード。パレードとは「性的マイノリティ」の
祝祭にとどまるものではありません。当事者の存在と当事者の抱える問題を「公」のものに
していく(社会に共有された認識/課題にしていく)プロセスでもあります。
生きにくさを抱えた人々が生きにくさを抱えたまま/乗り越えながら、どうやって「公」と
関わり「公」を変えていくのか―このシンポジウムでは、そんな視点から「公共性」を問い直
します。少し難しい言葉や話が飛び出すかもしれませんが、皆さんも一緒に考えてみませんか?
【日時】2010年7月4日(日)午後1時半~4時半(開場:1時)
【場所】東京大学駒場キャンパス18号館ホール
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
(京王井の頭線・駒場東大前下車。18号館ホールは少し奥まった場所に
ありますので時間に余裕をもってご来場ください)
●講演者
講演1 『パレードと公共性』
砂川秀樹(文化人類学者/東京プライド代表)
HP:http://www016.upp.so-net.ne.jp/sunagawa/
著書:「カミングアウト・レターズ」(太郎次郎社エディタス)など
講演2 『規範的理由と感情について』(仮)
齋藤純一さん(早稲田大学政治経済学術院教授)
著書:「公共性」「自由」「政治と複数性」(いずれも岩波書店)など
講演3 『傷をさらす/さらさない場所』
宮地尚子さん(一橋大学社会学部教授)
HP:http://naokomiyaji.web.fc2.com/j/Welcome.html
著書:「環状島=トラウマの地政学」(みすず書房)、「傷を愛せるか」(大月書店)など
講演4 『「死」の“公共圏”を越えて連帯へ』
稲場雅紀さん(動く→動かす GCAPJapan事務局長)
共著:「流儀」(生活書院)
GCAPJapanのHP: http://gcapj.blog56.fc2.com/
★登壇者4人によるクロストーク&質疑応答
コーディネーター:稲見隆洋(東京プライド・コアスタッフ)
【参加費等】入場無料・予約不要
(予定は予告なく変更になる場合もございますのであらかじめご了承ください)
【主催】東京プライド
http://www.tokyo-pride.org/
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■4
2010年5月21日
内閣総理大臣
鳩山 由紀夫 様
内閣官房長官
平野 博文 様
内閣府特命担当大臣(地域主権推進)
原口 一博 様
内閣府特命担当大臣(障害者施策)
福島 瑞穂 様
日本障害フォーラム(JDF)
代表小川 榮一
地域主権改革と障害者施策に関する要望書
平素より障害者の権利の向上並びに福祉の充実へのご尽力に対し、心から敬意
を表します。
障がい者制度改革推進本部に置かれた障がい者制度改革推進会議(以下、「推
進会議」)においては、各種法制度に関する議論が活発に進められ、当事者参加
下に新たな政策策定がなされるものと、多くの障害者ならびに関係者が、強い関
心をもってその推移を見守っているところです。
さて、昨年11月に設置された「地域主権戦略会議」においては、地域主権の確
立に向けた法案提出を含むさまざまな工程が進められているとお聞きしています
。
私どもは、「地域のことは地域に住む住民が決める『地域主権』への転換」と
いう方向性に異議を唱えるものではありません。しかしながら、公開されている
工程等からは、地域における障害者関連施策の義務規定や当事者参加等の規定ま
でもが、一律に自治体の裁量に委ねられることになるよう見受けられます。現時
点では、このことにより障害者施策の地域間格差がさらに増大し、これまでの障
害者運動により実現してきたさまざまな成果が大きく後退してしまうのではとの
危惧を抱かざるを得ません。
また、現在推進会議で議論している制度改革も、この地域主権改革の動向によ
り大きく影響を受けるのではないかとの懸念も生じています。これまでの推進会
議でも、度々、「障害者の地域生活や人権はどう担保されるのか」「障害者制度
改革の中で示す方向との整合性はどうなるのか」との指摘がされてきました。
つきましては、地域主権改革と障害者施策に関して、次のことを要望いたしま
す。
記
1.「地域主権改革」の主管官庁及び関係省庁からの意見聴取の実施をお願いし
たい。
現在議論が行われている「地域主権改革」は、障害者の社会生活・日常生活さ
まざまな分野に直結する問題となる。政府内でどのような議論が行われているの
か、主管官庁、関係省庁から、現時点での議論の内容や今後の見通し等について
意見を聞かせていただく機会を設けていただきたい。
2.障害者施策に関わることについて、国会の場で、当事者・関係者が意見を十
分に述べる機会を設けていただきたい。
当事者抜きに政策を決めてはならないと考える。「私たち抜きに私たちのこと
を決めないで」という言葉が、障害者権利条約の交渉過程において、世界中の障
害者に言われてきた。また、障害当事者等が過半数を占める障害者制度推進会議
の設置もなされてきた。こうした動きをふまえて、当事者が意見を述べるための
機会を設けていただきたい。特に国権の最高機関たる国会での障害当事者の参考
人質疑の実施を強く求める。
3.「障がい者制度改革推進会議」との連携をお願いしたい。
新政権における公約の一つとして設置された「障がい者制度改革推進本部」は
障害者施策全般に亘っての施策決定の権限を持った機関と理解される。このこと
を法定する「障害者制度改革推進法案(仮称)」の早期制定が焦眉の課題である
が、同本部の下に置かれた「障がい者制度改革推進会議」において、6月頃を目
途に「中間まとめ」を行うとしていることから、「地域主権改革」によってその
議論の枠組みを制約することのないようにすることを強く求める。
4.「地域主権改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案」につい
て、内容をさらに精査し、障害者の人権・尊厳を確保するものとしていただきた
い。
障害者自立支援法の改正において、人権に直結する運営基準は「従うべき基準
」、その他の運営基準は「参酌基準」となっている。「参酌基準」の中には「居
室定員4人以下」など、明らかに人権に直結する項目も含まれており、劣悪処遇
への後退が懸念される。人権尊重の観点から、これを担保する仕組みが必要であ
る。障害者施設における人員配置、居室面積、居室定員などについて実態把握の
ための調査が必要であり、実施を求める。
5.今後の義務づけ・枠づけの見直しについて、慎重な検討をお願いしたい。
「計画等の策定及び手続き」について、「廃止又は条例委任」の考え方が示さ
れているが、ここでも、計画の策定状況、内容、策定への当事者参画、進捗状況
、財源確保などを検証する必要があり、安易な廃止又は条例委任がされてはなら
ないと考える。
「障害者基本法」 都道府県・市町村障害者計画の策定
「障害者自立支援法」 市町村障害福祉計画の策定
「障害者雇用促進法」 公務部門における障害者の採用に関する計画の作成
「バリアフリー新法」 移動等円滑化基本構想の内容、高齢者・障害者等、そ
の他利害関係者の意見反映
6.ひも付き補助金の一括交付金化について、慎重な検討をお願いしたい。
「ひも付き補助金」とは何かを明らかにする必要がある。補助金の使途、金額
の多寡、市民生活とのかかわりなど、精査する必要がある。一括交付金化によっ
て、障害者施策の財源がこれ以上縮減されてはならない。むしろ、施設、病院か
らの地域移行を進めるために、全国的な基盤整備こそが求められている。また、
障害者制度改革の立場から、地域生活中心のサービス・財政構造への転換を、国
は率先して進めていかなければならない。生活者の目線に立った議論をお願いし
たい。
「中央集権」対「地域主権」といった議論の進め方には違和感を覚える。「コ
ンクリートから人へ」、「生活が第一」という政権理念に基づいて、人を、生活
見つめながら、あるべき「地方自治」についてともに議論していきたいとの思
いを付言しておきたい。
以上
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■5
「子どもの権利手帳」完成のお知らせ
京都の吉田雄大です。「いのち・そだち・まなび京都子どもネット」が
作成する、子どもの権利手帳が完成しました!
下記URLで公開中です。PDFファイルを無料ダウンロードできます。
http://www.kyokyoso.jp/topics/kenritetyo%81%9A.pdf
みなさまぜひご活用ください。
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2010年6月10日(木)10:00~@静岡地方裁判所
高齢傷病男性就労強要保護停止事件についてお知らせ・裁判支援のお願い
■2(東京)
2010年6月24日(木)18:30~20:30@エデュカス東京 地下会議室
「もう落ちるのイヤだ!~「無償化」時代の高校と高校入試を考えよう~
■3(東京)
2010年7月4日(日)13:30~16:30(開場:13:00)@東京大学駒場キャンパス18号館ホール
「東京プライド・パレード」公式プレ・イベント
東京プライド・シンポジウム ~「公共性」を再考する~
■4(全国)【お知らせ】
地域主権改革と障害者施策に関する要望書
■5(全国)【お知らせ】
「子どもの権利手帳」完成のお知らせ
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■1
高齢傷病男性就労強要保護停止事件についてお知らせ・裁判支援のお願い
皆さま
静岡から、現在の生活保護行政の動きを象徴するような驚愕すべき事件のお知らせ
です。
静岡市の葵福祉事務所は、何と64歳という高齢で、糖尿病や腰痛・膝痛に苦しむ保
護受給中の男性Aさんに対して、3ヶ月以内に「就労を開始せよ」と命じました。それ
は派遣切りが最も深刻化した一昨年末のことです。
Aさんは痛みをこらえてハローワークに通い、3件も応募して、1件は面接までこぎ着
けたものの、採用はされませんでした。健康で若い失業者があふれかえっている時期
だからというだけでなく、そもそも高齢で傷病を抱えた人を雇える企業などないでしょ
う。Aさんは応募すらなかなかできず、「求職状況報告書」を書いて提出することもで
きませんでした(ハローワークに通った記録だけでもよいはずなのに、cwは応募したき
ものしか書けないと指導していた)。
しかし、葵福祉はAさんが指示に「従わなかった」という理由で保護を昨年4月に保
護停止決定をしました。就労の場がないのはわかっているが、とにかく必死に求職活
動をして報告せよ、というのです。
Aさんは県に対して審査請求をしましたが、どういうわけか県は葵福祉の主張を鵜呑
みにして、それどころか葵福祉が主張・立証できていないことをわざわざ補ってあげ
て、Aさんの請求を棄却しました。
そして、ついにAさんは、今年4月1日に提訴しました。
このエイプリルフールのような事件は、「自立支援」という名の就労強要と排除を阻
止しうるか否か、今後の日本の方向性を決する重大な裁判となるでしょう。
こんな事件が起こるのは静岡市が極めて特殊だからというだけではありません。就
労の場もないのに「就労支援」と称する就労強要・保護からの排除を強めようしつつ
ある行政の動きを象徴するものです。
受け皿=就労場所もないのに働けと一方的に強いるのは、命綱なしでバンジージャン
プをしろと迫るようなものです。就労指導も、安心してはたらける職場をまず確保し
た上でなければ意味を持ちません。そもそも労働市場で就労自立できる能力があると
いえない高齢で疾病のある男性に就労を迫ることなど、荒唐無稽なはなしです。
ぜひ皆さんのご支援をお願いします。
★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆
第1回期日は
【日時】6月10日(木)10時から
【場所】静岡地方裁判所
★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆
///// プレス発表資料 ///////
64歳を過ぎた糖尿病・腰痛持ちの高齢男性に就労指導? 稼働能力不活用で保護停
止? まるでエイプリルフールのような事件!
【本件事件】
糖尿病と腰痛などで体調不良で、しかも64歳という高齢のMさんに対して、葵福祉事
務所は就労を開始せよとの指示を出し、これに従わなかったという理由で、2009年4
月23日、生活保護の停止決定をした(5月1日から保護を停止するという内容)。
Mさんは働くことはおろか、就職活動さえままならぬのに、しかも世紀の大不況で派
遣切りが横行し、失業者が大量続出していた時期に、驚くべき違法な処分である。30
代から50歳くらいまでの働ける健康状態の人が生活保護申請を却下されたり、保護を
打ち切りされる(停止または廃止)される事件はあっても、60歳以上の人が能力不活用
で保護を拒否されるのは全国的にも稀である。
【事実の概要】
60歳の時、仕事を失い住居を喪失したMさんは、野宿を強いられながらも警備の仕事
をして生き延びていたが、野宿のままの就労は極めて困難で、2005年5月から生活保護
を受けアパートで暮らすようになった。その後も仕事を続けたが、糖尿病と腰痛・膝
痛など体調不良で辞めざるを得なかった。それでも葵福祉事務所はMさんに仕事をする
ように指示し、Mさんも一度は新たに職を見つけ、2006年8月から働いたが、やはり体
調不良で就労し続けることは困難であった。
2008年12月5日、葵福祉事務所は、体調不良でもうすぐ64歳になるMさんに対して、
2009年1月30日までに就労を開始せよ等の指示を出した。日常生活にさえ支障を来して
いたMさんにとってはハローワークに通うことさえ困難であったが、それでも仕事探し
をして、3つの事業所に応募し、面接も1つ受けた。しかし、高齢に加え体調不良のた
め採用されることはなかった。
ところが、高齢と体調不良を押して就職活動をしたMさんに対して、なんと葵福祉事
務所は、指示通りに働こうとしなかったという理由で、2009年4月23日、保護停止決定
をした。そのためMさんは家賃も払えず、再度野宿になる危機に見舞われた。
そこで、6月26日に県知事に対して停止処分の取消の審査請求をし、執行停止を申し
立てた。知事は申立を認めて執行停止決定を行ったが(7月1日)、葵福祉の不十分な弁
明を職権で補うという不公正な態度で審査請求を棄却した。
しかし、医師の診断によれば、そもそもMさんに「稼働能力」がないことは明らかで
あった。さらに、2009年の年初から春にかけては、まさに派遣切りが横行した時期で、
若く健康な人々でさえ就労が困難だった時期であり、高齢で体調不良のMさんが雇用さ
れる見込みなどなかったのは明白であった。
【違法性について】
生活保護法4条1項は、保護の要件として「資産」と「能力」の「活用」を定めてい
る。
「能力」とは稼働能力、企業などで就労して働く能力のことである。これは単に寝起
きや歩行等を自力でできるという程度の能力ではなく、企業での就労に耐えうる能力
である。しかし、Mさんは糖尿病、腰痛・膝痛などで起居にも痛みがともない、就労に
耐えうる状態ではなかった。それは医師の診断書でも明らかである。
一般に年金制度との関係から65歳以上の人は稼働能力がなく、65歳未満の人は稼働
能力があるとみなされている。しかし、能力には個人差があり、体調の違いもある。
にもかかわらず、葵福祉事務所は、Mさんの体調のことなどまったく考慮せず、単にM
さんが65歳未満であるという形式的な理由だけで、就労を指示し、それに従わなかっ
たという理由で保護を停止したのである。
葵福祉は、そもそもMさんには稼働能力がないのに、不況による就職難の時期に、個
人的な事情も客観的な事情もすべて無視して、一方的に就労開始を指示した。しかも、
無理して求職活動をしたMさんに対して、無情にも保護停止をして、住居喪失と生命の
危機に直面させたのである。
葵福祉事務所が、県知事の棄却裁決後、再度保護を停止され危機状態に陥ったMさん
に対して、12月8日、「ライフライン停止が迫っており、急迫状態と認められるため」
保護を再開したことは、葵福祉事務所自身が、Mさんには就労により生活費を得ること
ができないことをはっきりと認識していた証左である。
葵福祉事務所長による保護停止は、働く能力がない人に無理やり就労を迫るという
違法な指示違反を理由としたもので、正当な理由がなく、違法なのは火を見るよりも
明らかである。
(参考)生活保護法
4条 保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるもの
を、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる。
27条 保護の実施機関は、被保護者に対して、生活の維持、向上その他保護の目的達
成に必要な指導又は指示をすることができる。
2 前項の指導又は指示は、被保護者の自由を尊重し、必要の最少限度に止めなけれ
ばならない。
3 第一項の規定は、被保護者の意に反して、指導又は指示を強制し得るものと解釈
してはならない。
56条 被保護者は、正当な理由がなければ、既に決定された保護を、不利益に変更さ
れることがない。
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■2
「もう落ちるのイヤだ!~「無償化」時代の高校と高校入試を考えよう~
【日時】6月24日(木)18:30~20:30
【場所】エデュカス東京:地下会議室(JR市ヶ谷、四谷駅より、地:麹町駅すぐ)
【主催】都教組高校対策委員会
*東京の高校入試:今春の異常事態(定時制二次で313人不合格。4月8日「追加募集」発表)
それでも「選択と競争の時代」(石原都知事)を強化する高校入試の改変が準備されています。
12年入試から「千葉」「埼玉」も変わります。授業料「無償化」時代の高校、高校入試
私たちから「変える」視点を提示したいと。
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■3
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「東京プライド・パレード」公式プレ・イベント
東京プライド・シンポジウム
~「公共性」を再考する~
☆=-★=-☆=-★=-☆=-★=-☆=-★=-
今年、3年ぶりに復活する東京プライドパレード。パレードとは「性的マイノリティ」の
祝祭にとどまるものではありません。当事者の存在と当事者の抱える問題を「公」のものに
していく(社会に共有された認識/課題にしていく)プロセスでもあります。
生きにくさを抱えた人々が生きにくさを抱えたまま/乗り越えながら、どうやって「公」と
関わり「公」を変えていくのか―このシンポジウムでは、そんな視点から「公共性」を問い直
します。少し難しい言葉や話が飛び出すかもしれませんが、皆さんも一緒に考えてみませんか?
【日時】2010年7月4日(日)午後1時半~4時半(開場:1時)
【場所】東京大学駒場キャンパス18号館ホール
〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
(京王井の頭線・駒場東大前下車。18号館ホールは少し奥まった場所に
ありますので時間に余裕をもってご来場ください)
●講演者
講演1 『パレードと公共性』
砂川秀樹(文化人類学者/東京プライド代表)
HP:http://www016.upp.so-net.ne.jp/sunagawa/
著書:「カミングアウト・レターズ」(太郎次郎社エディタス)など
講演2 『規範的理由と感情について』(仮)
齋藤純一さん(早稲田大学政治経済学術院教授)
著書:「公共性」「自由」「政治と複数性」(いずれも岩波書店)など
講演3 『傷をさらす/さらさない場所』
宮地尚子さん(一橋大学社会学部教授)
HP:http://naokomiyaji.web.fc2.com/j/Welcome.html
著書:「環状島=トラウマの地政学」(みすず書房)、「傷を愛せるか」(大月書店)など
講演4 『「死」の“公共圏”を越えて連帯へ』
稲場雅紀さん(動く→動かす GCAPJapan事務局長)
共著:「流儀」(生活書院)
GCAPJapanのHP: http://gcapj.blog56.fc2.com/
★登壇者4人によるクロストーク&質疑応答
コーディネーター:稲見隆洋(東京プライド・コアスタッフ)
【参加費等】入場無料・予約不要
(予定は予告なく変更になる場合もございますのであらかじめご了承ください)
【主催】東京プライド
http://www.tokyo-pride.org/
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■4
2010年5月21日
内閣総理大臣
鳩山 由紀夫 様
内閣官房長官
平野 博文 様
内閣府特命担当大臣(地域主権推進)
原口 一博 様
内閣府特命担当大臣(障害者施策)
福島 瑞穂 様
日本障害フォーラム(JDF)
代表小川 榮一
地域主権改革と障害者施策に関する要望書
平素より障害者の権利の向上並びに福祉の充実へのご尽力に対し、心から敬意
を表します。
障がい者制度改革推進本部に置かれた障がい者制度改革推進会議(以下、「推
進会議」)においては、各種法制度に関する議論が活発に進められ、当事者参加
下に新たな政策策定がなされるものと、多くの障害者ならびに関係者が、強い関
心をもってその推移を見守っているところです。
さて、昨年11月に設置された「地域主権戦略会議」においては、地域主権の確
立に向けた法案提出を含むさまざまな工程が進められているとお聞きしています
。
私どもは、「地域のことは地域に住む住民が決める『地域主権』への転換」と
いう方向性に異議を唱えるものではありません。しかしながら、公開されている
工程等からは、地域における障害者関連施策の義務規定や当事者参加等の規定ま
でもが、一律に自治体の裁量に委ねられることになるよう見受けられます。現時
点では、このことにより障害者施策の地域間格差がさらに増大し、これまでの障
害者運動により実現してきたさまざまな成果が大きく後退してしまうのではとの
危惧を抱かざるを得ません。
また、現在推進会議で議論している制度改革も、この地域主権改革の動向によ
り大きく影響を受けるのではないかとの懸念も生じています。これまでの推進会
議でも、度々、「障害者の地域生活や人権はどう担保されるのか」「障害者制度
改革の中で示す方向との整合性はどうなるのか」との指摘がされてきました。
つきましては、地域主権改革と障害者施策に関して、次のことを要望いたしま
す。
記
1.「地域主権改革」の主管官庁及び関係省庁からの意見聴取の実施をお願いし
たい。
現在議論が行われている「地域主権改革」は、障害者の社会生活・日常生活さ
まざまな分野に直結する問題となる。政府内でどのような議論が行われているの
か、主管官庁、関係省庁から、現時点での議論の内容や今後の見通し等について
意見を聞かせていただく機会を設けていただきたい。
2.障害者施策に関わることについて、国会の場で、当事者・関係者が意見を十
分に述べる機会を設けていただきたい。
当事者抜きに政策を決めてはならないと考える。「私たち抜きに私たちのこと
を決めないで」という言葉が、障害者権利条約の交渉過程において、世界中の障
害者に言われてきた。また、障害当事者等が過半数を占める障害者制度推進会議
の設置もなされてきた。こうした動きをふまえて、当事者が意見を述べるための
機会を設けていただきたい。特に国権の最高機関たる国会での障害当事者の参考
人質疑の実施を強く求める。
3.「障がい者制度改革推進会議」との連携をお願いしたい。
新政権における公約の一つとして設置された「障がい者制度改革推進本部」は
障害者施策全般に亘っての施策決定の権限を持った機関と理解される。このこと
を法定する「障害者制度改革推進法案(仮称)」の早期制定が焦眉の課題である
が、同本部の下に置かれた「障がい者制度改革推進会議」において、6月頃を目
途に「中間まとめ」を行うとしていることから、「地域主権改革」によってその
議論の枠組みを制約することのないようにすることを強く求める。
4.「地域主権改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律案」につい
て、内容をさらに精査し、障害者の人権・尊厳を確保するものとしていただきた
い。
障害者自立支援法の改正において、人権に直結する運営基準は「従うべき基準
」、その他の運営基準は「参酌基準」となっている。「参酌基準」の中には「居
室定員4人以下」など、明らかに人権に直結する項目も含まれており、劣悪処遇
への後退が懸念される。人権尊重の観点から、これを担保する仕組みが必要であ
る。障害者施設における人員配置、居室面積、居室定員などについて実態把握の
ための調査が必要であり、実施を求める。
5.今後の義務づけ・枠づけの見直しについて、慎重な検討をお願いしたい。
「計画等の策定及び手続き」について、「廃止又は条例委任」の考え方が示さ
れているが、ここでも、計画の策定状況、内容、策定への当事者参画、進捗状況
、財源確保などを検証する必要があり、安易な廃止又は条例委任がされてはなら
ないと考える。
「障害者基本法」 都道府県・市町村障害者計画の策定
「障害者自立支援法」 市町村障害福祉計画の策定
「障害者雇用促進法」 公務部門における障害者の採用に関する計画の作成
「バリアフリー新法」 移動等円滑化基本構想の内容、高齢者・障害者等、そ
の他利害関係者の意見反映
6.ひも付き補助金の一括交付金化について、慎重な検討をお願いしたい。
「ひも付き補助金」とは何かを明らかにする必要がある。補助金の使途、金額
の多寡、市民生活とのかかわりなど、精査する必要がある。一括交付金化によっ
て、障害者施策の財源がこれ以上縮減されてはならない。むしろ、施設、病院か
らの地域移行を進めるために、全国的な基盤整備こそが求められている。また、
障害者制度改革の立場から、地域生活中心のサービス・財政構造への転換を、国
は率先して進めていかなければならない。生活者の目線に立った議論をお願いし
たい。
「中央集権」対「地域主権」といった議論の進め方には違和感を覚える。「コ
ンクリートから人へ」、「生活が第一」という政権理念に基づいて、人を、生活
見つめながら、あるべき「地方自治」についてともに議論していきたいとの思
いを付言しておきたい。
以上
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■5
「子どもの権利手帳」完成のお知らせ
京都の吉田雄大です。「いのち・そだち・まなび京都子どもネット」が
作成する、子どもの権利手帳が完成しました!
下記URLで公開中です。PDFファイルを無料ダウンロードできます。
http://www.kyokyoso.jp/topics/kenritetyo%81%9A.pdf
みなさまぜひご活用ください。
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2010年6月7日月曜日
2010年6月7日発行メールニュースより
━━━━━━
9日(水)のイベントのお知らせです。
皆様ぜひご参加ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
『参議院選挙目前! どこまでできたか?貧困対策!』
「歴史的な政権交代」から9ヶ月余、
みなさんはこの間の社会の変化をどう感じているでしょうか?
私たちを取り巻く生活環境はどのように変わり、
また、変わりつつあるのでしょうか?
私たちは今後、何をどのように求めていくべきでしょうか?
貧困対策の推進を求める市民の立場から考えていきたいと思います。
どうぞご参集ください。
【日時】
6月9日(水)
18:00~開場 18:30~開演
20:30 終了予定
【チラシはこちらからダウンロードできます】
http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/event/100609senkyomae.html
【集会内容】
●各政党アピール
与野党の参議院選挙に向けた意気込みを語っていただきます。
●当事者発言
労働・雇用、社会保障、女性・DV分野から。私たちの生活はどう変わり、どう変えて
いくべきなのか。当事者の視点から問題提起していただきます。
●政党討論会
当事者発言を受け、各テーマにつき、討論していただきます。
参加政党:民主、自民(不確定)、共産、社民、新党日本
●「反貧困政策集」進捗状況評価発表
300を超える項目につき、各分野の現場からの意見を参考に、昨年来の進捗状況を○
△×で評価し、この一年間の到達度を発表します。
*手話通訳・要約筆記あり
【場所】
星陵会館
〒100-0014
東京都千代田区永田町2丁目16-2
Tel. 03-3581-5650
【 アクセス】
■地下鉄有楽町線・半蔵門線 永田町駅下車6番出口 徒歩3分
■地下鉄千代田線 国会議事堂前駅下車5番出口 徒歩5分
■地下鉄南北線 溜池山王下駅下車(国会議事堂前駅5番出口) 徒歩5分
■地下鉄銀座線、丸の内線 赤坂見附駅下車 徒歩7分
【主催・問合せ先】
反貧困ネットワーク(代表:弁護士 宇都宮健児)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町7-7
NKBアゼリアビル202
Tel: 03-6431-0390 Fax:03-5579-8540
Mail: hanhinkon.net@gmail.com
Web: http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/
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9日(水)のイベントのお知らせです。
皆様ぜひご参加ください。
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『参議院選挙目前! どこまでできたか?貧困対策!』
「歴史的な政権交代」から9ヶ月余、
みなさんはこの間の社会の変化をどう感じているでしょうか?
私たちを取り巻く生活環境はどのように変わり、
また、変わりつつあるのでしょうか?
私たちは今後、何をどのように求めていくべきでしょうか?
貧困対策の推進を求める市民の立場から考えていきたいと思います。
どうぞご参集ください。
【日時】
6月9日(水)
18:00~開場 18:30~開演
20:30 終了予定
【チラシはこちらからダウンロードできます】
http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/event/100609senkyomae.html
【集会内容】
●各政党アピール
与野党の参議院選挙に向けた意気込みを語っていただきます。
●当事者発言
労働・雇用、社会保障、女性・DV分野から。私たちの生活はどう変わり、どう変えて
いくべきなのか。当事者の視点から問題提起していただきます。
●政党討論会
当事者発言を受け、各テーマにつき、討論していただきます。
参加政党:民主、自民(不確定)、共産、社民、新党日本
●「反貧困政策集」進捗状況評価発表
300を超える項目につき、各分野の現場からの意見を参考に、昨年来の進捗状況を○
△×で評価し、この一年間の到達度を発表します。
*手話通訳・要約筆記あり
【場所】
星陵会館
〒100-0014
東京都千代田区永田町2丁目16-2
Tel. 03-3581-5650
【 アクセス】
■地下鉄有楽町線・半蔵門線 永田町駅下車6番出口 徒歩3分
■地下鉄千代田線 国会議事堂前駅下車5番出口 徒歩5分
■地下鉄南北線 溜池山王下駅下車(国会議事堂前駅5番出口) 徒歩5分
■地下鉄銀座線、丸の内線 赤坂見附駅下車 徒歩7分
【主催・問合せ先】
反貧困ネットワーク(代表:弁護士 宇都宮健児)
〒162-0814 東京都新宿区新小川町7-7
NKBアゼリアビル202
Tel: 03-6431-0390 Fax:03-5579-8540
Mail: hanhinkon.net@gmail.com
Web: http://www.k5.dion.ne.jp/~hinky/
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2010年6月2日水曜日
2010年6月2日発行メールニュースより
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明日のイベントのお知らせです。
皆様ぜひご参加ください。
また、本イベントのインターネット中継が決定しました。
http://www.ustream.tv/channel/反貧困イベント
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
反貧困たすけあいネットワークEVENT
BREAD AND ROSES 5 ~私たちにパンと誇りを!~
たすけあいネットの恒例イベント“ブレッド・アンド・ローズ”。今回も、バンドライブ、
政治家トーク、座談会など、盛りだくさんのプログラムを用意しています。政権交代後、私た
ちの生活は変わったのか?変わってないのか?「第二のセーフティネット」ができ、雇用保険
と生活保護の間に新たなセーフティネットが生まれましたが、依然として課題も多く残されて
います。政権交代を踏まえつつ、政府が変わっても変わらない自分たちの課題について考えて
いこう!
【日時】2010年6月3日(木)19:00~22:00
【場所】六本木スーパーデラックス
東京都港区西麻布3-1-25 B1F(六本木ヒルズ隣)
日比谷線/大江戸線、六本木駅より、六本木通り沿いを西麻布方面へ徒歩5分
【地図】http://www.super-deluxe.com/map/
【入場料】500円(たすけあいネット会員は無料)
【インターネット中継URL】http://www.ustream.tv/channel/反貧困イベント
【SPEAKER】
河添誠(首都圏青年ユニオン書記長)
湯浅誠(NPO法人自立サポートセンター・もやい事務局長)
【SPECIAL GUEST】
宇都宮健児(反貧困ネットワーク代表)、雨宮処凛(作家)、菅正広(マイクロファイナンス研
究者)、国会議員(予定)など多数
【BAND】BUGS GROUP http://www.myspace.com/bugsgroup
■「反貧困たすけあいネットワーク(たすけあいネット)」とは?
<首都圏青年ユニオン>と<NPO法人自立生活サポートセンター・もやい>が共同企画した、
ワーキングプアのためのたすけあい制度。病気やケガで働けなくなったときの「休業たすけあい
金」給付、生活困窮時の「生活たすけあい金」による救援に加え、若者のための居場所づくり、
労働・生活相談などを行っている。
■入会案内をご希望の方は、Eメール tasukeai-net@seinen-u.org にてご連絡ください。
【問い合わせ】
反貧困たすけあいネットワーク
〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-33-10 東京労働会館5F
公共一般労組内 首都圏青年ユニオン気付 Tel. 03-5395-3807 Fax. 03-5395-5139
E-mail: tasukeai-net@seinen-u.org http://d.hatena.ne.jp/tasukeai-net/
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明日のイベントのお知らせです。
皆様ぜひご参加ください。
また、本イベントのインターネット中継が決定しました。
http://www.ustream.tv/channel/反貧困イベント
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反貧困たすけあいネットワークEVENT
BREAD AND ROSES 5 ~私たちにパンと誇りを!~
たすけあいネットの恒例イベント“ブレッド・アンド・ローズ”。今回も、バンドライブ、
政治家トーク、座談会など、盛りだくさんのプログラムを用意しています。政権交代後、私た
ちの生活は変わったのか?変わってないのか?「第二のセーフティネット」ができ、雇用保険
と生活保護の間に新たなセーフティネットが生まれましたが、依然として課題も多く残されて
います。政権交代を踏まえつつ、政府が変わっても変わらない自分たちの課題について考えて
いこう!
【日時】2010年6月3日(木)19:00~22:00
【場所】六本木スーパーデラックス
東京都港区西麻布3-1-25 B1F(六本木ヒルズ隣)
日比谷線/大江戸線、六本木駅より、六本木通り沿いを西麻布方面へ徒歩5分
【地図】http://www.super-deluxe.com/map/
【入場料】500円(たすけあいネット会員は無料)
【インターネット中継URL】http://www.ustream.tv/channel/反貧困イベント
【SPEAKER】
河添誠(首都圏青年ユニオン書記長)
湯浅誠(NPO法人自立サポートセンター・もやい事務局長)
【SPECIAL GUEST】
宇都宮健児(反貧困ネットワーク代表)、雨宮処凛(作家)、菅正広(マイクロファイナンス研
究者)、国会議員(予定)など多数
【BAND】BUGS GROUP http://www.myspace.com/bugsgroup
■「反貧困たすけあいネットワーク(たすけあいネット)」とは?
<首都圏青年ユニオン>と<NPO法人自立生活サポートセンター・もやい>が共同企画した、
ワーキングプアのためのたすけあい制度。病気やケガで働けなくなったときの「休業たすけあい
金」給付、生活困窮時の「生活たすけあい金」による救援に加え、若者のための居場所づくり、
労働・生活相談などを行っている。
■入会案内をご希望の方は、Eメール tasukeai-net@seinen-u.org にてご連絡ください。
【問い合わせ】
反貧困たすけあいネットワーク
〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-33-10 東京労働会館5F
公共一般労組内 首都圏青年ユニオン気付 Tel. 03-5395-3807 Fax. 03-5395-5139
E-mail: tasukeai-net@seinen-u.org http://d.hatena.ne.jp/tasukeai-net/
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